『なぜ救世教となったか』
そこでメシヤのふり仮名をつけたので、これによって東洋も、西洋も合わせて世界的という訳である。特にメシヤの言葉はキリストに相通じ、文化民族憧憬の名称たるにおいてをやでもある。
『世界救世教誕生の意義と使命 人類の救済と世界平和に貢献 【自観教主開教の心境を語る】』
答「信仰によって世界全人類を幸福にみちびくのがその最大の目標です。しかし西洋にはキリスト教があります。そのキリストの曰く、″天国は近づけり・・・″はわが教理と最も近きにあり、わが教理は″現世の天国″を一日も早くつくることにある。キリストの遺訓まことに立派で、やはり世界人類救済の神力や偉大です。私はわが新教はこのキリスト教と呼応し、東洋において、わけてもまず日本で、人類の善導と救済に全智全能をあげて働いてゆきたい。従ってこの事が今後の世界平和に必ず大きな寄与をなすものと堅く信じています。まことに本教こそ日本で生まれた最初にして最大の世界平和推進に役立つ宗教であろう。宗教に国境なしという言葉がある通り、本教の真面目と現実の霊験が納得できれば、必ず日本人はもちろん東洋人全体が真に平和に徹した高邁、清純な精神を保持することが可能である。世界平和のために、人類世界の闘争をなくするためにも本教将来の活動が活溌にならなくてはならない。この真理を了解できざる人々こそ平和を希求しない不幸な人々だといえよう」
『天降説』
キリストの再臨と云い、メシヤの降臨と云うが、これは肉体そのままを以て天から降るのではない。それは特殊の神霊が天から降下し、選ばれた人間の肉体に宿るのである。弥勒下生と云うも弥勒の御魂が下生、つまり下層社会に生れると云う訳である。又胎蔵弥勒と云う言葉があるが、これは仏教の内に胎中の期間を言うので、実は已に誕生されたのである。したがって、弥勒が生れた以上仏界はもはや消滅期に入ったのである。弥勒出現成就経に仏滅後弥勒が生れると云う事が書いてある。
今から三十数年前、私は当時ある有名な牧師に遇った時、聞かされた話であるが、実に奇想天外な説であった。それは聖書の世の終りと言うのは、世界人類ことごとくが死滅する、しかしこれは仮死であって、千年経った時、キリストが肉体を持ってから天から降り、全人類を復活せしめると云うのである。私は余りの途方もない説に到底信ずる事は出来なかったが、これは聖書の文字通り直訳した為である。
ミロク大御神=エホバ=メシヤ
国常立尊とか何とかは言わぬ事にします。連合軍が日本の神道を非常に注目していますから、国常立尊とか天照大神とかは言わぬ方がいいですね。そんな事を言っても今日の生活になんら関係ない。連合軍は日本が再び戦争しない様に、日本人をキリスト教化しようとしてます。今までの神道は天照大神から天皇を結びつけ戦争に協力して来ましたからアメリカはこれを嫌うのです。何々の尊という事は余り好きでない。
光の玉
そいつはね、今そういう事を言われると困るんですよ。それを言うと人間が寄って来て煩くて仕事も出来やしませんよ。ーーキリストだってそうですよ、エホバから力を貰って仕事をしたんですからね。で、自分は神の子だ、エホバの命により生れて来たんだって言ったんですがね。
{・}(丸にチョン)の力【天の父】
つまり主神はーー人間でいえば親父が出なかった。番頭なんです。だから今までの神様は、神様の番頭なんです。キリストだって釈迦だって、番頭なんです。キリストは天の父と言う。天の父というのは、主神ですからね。だから肝腎の中心は、みんな隠されている。丸丈しか見えないし、それ丈しか解らなかった。で、メシヤ教というのは、主神の力があるんですね。ポチですね。だから、あらゆる人間の災いーーその根本を解決していく力ーその点がはっきり解れば大体解るんです。
キリストの再臨
その当時中田重治という人がやっていた、ホーリネスというキリスト教会があるんすが、そこなんか幹部の者が六人牢屋に入れられて、非常な拷問や虐待を受けて、二人牢で死んだです。まあ殺された様なものですがね。中田重治という人も病気になって死にましたがね。
何か原因かというと、再臨派といって、″キリストの再臨″を信じた。キリストは黄金の国に再臨する、といってー黄金の国とは日本で、日本に再臨しなければならないというので、再臨派は相当居たですね。先に大阪の人で、位置は大阪に違いないがー大阪に再臨しているに違いないと、そうして探した人がありますがね。
そんな訳で、ホーリネス教会の一人で、一体キリストが再臨したら、天皇とキリストと比べて、どっちが偉いんだと。こういう事を言ったんですがね。それは、日本では天皇陛下は偉い方に違いないが、世界的に言えば、やはりキリストの方が全人類を救われるんだから、まずキリストの方が上とみなければならない。その一言でやられたんです。只その時分に日本の軍部ーー日本の天皇陛下は世界を統一するーー八紘一宇ですね。そこで天皇より偉いという事になればそれは大変なんです。それ丈で到頭つぶされましたがね。近頃幾らか小さく始めている様ですが、まあ気の毒なものですよ。中田重治という人は中々立派な人で、言う事は正しかったですね。むしろキリスト教の方ではホーリネスを注目していたですがね。ホーリネス教会という名前で。どこかに出来たという事を聞きましたがね。
そうでしょうね。やっぱりあれは、キリスト教も本当に研究すれば、そこにいくんですからね。
「キリスト」の言霊について
それで、キリストは・・再臨のキリストという事も、予言されてますがね。これは黄金の国ですね。つまり日本ですね。黄金の国に再臨するという事になっている。
今いっているキリストは、イエスですね。イエスとキリストは違うんですね。これは、以前も言った事があるが、言霊(コトタマ)で解釈すると分る。
ですから、″キリスト″というのは、今言った様な意味ですから、イエスとは違うんです。キリストはイエスが出る余程前に出ているんだから、再臨するというのは、その方が再臨すると言うんですね。イエスは、ヨセフとマリアの二人の間に出来た子供です。聖霊に感じて身龍ったというのは作り事なんです。そんな馬鹿な事はないんです。
ですから、今まではキリストでもお釈迦さんでも、力がなかったですね。要するに、両方結ばったんじゃないから・・一方的だから力がない。そこで、キリストはなるほど奇蹟をやられた・・という事は聖書にありますけれども、今メシヤ教の信者がやっている奇蹟は、キリストと同じ位なものですよ。昨夜か、奇蹟座談会の報告がありましたが・・読んで見ましたけれども・・・あれは生和会かのですが、まるで・・皆んなの奇蹟が、丁度キリストがやっているのと同じですよ。そこに、やっぱり力の発揮が・・キリスト一人だったんだからね。弟子がそういう奇蹟を行う者はなかったんですからね。だから、キリスト教と較べてみれば、その位の違い差があるんですね。
『神人合一』″おひかり″御入霊
そういうようなわけですから、今までの宗教の教祖という人達がやった事とは、全然違うわけです。ですからキリストにしろ、天の父、つまりエホバとか、ゼウスとか、神様にいろいろ憐みを乞うというか、そういう形式をしますが、私はそういう必要はありません。
二度目の天の岩戸開き
昨日、キリストが憑った女が浄霊に来たのでやったところが、マリヤが憑っていて、自分の伜<せがれ>のキリストが救われたので、自分として嬉しくてしようがない、と言って非常に喜んで、繰り返し繰り返し礼を言っていました。