二度目の天の岩戸開き

 例の神憑りの人で、最近ちょっと面白い事が出たので、今読ませます。

 (御報告)

 時期が近寄って来るに従っていろんな事が出て来るのです。こういう事は今まで歌で、露骨には書かなかったが、大体は書いてあるつもりです。

 昨日、キリストが憑った女が浄霊に来たのでやったところが、マリヤが憑っていて、自分の伜<せがれ>のキリストが救われたので、自分として嬉しくてしようがない、と言って非常に喜んで、繰り返し繰り返し礼を言っていました。

 そういうようなわけで、霊界の方が今非常に変化始めて来たわけです。それで、これがいずれ体的に写ると、素晴らしい発展の時期になるわけです。いよいよ本舞台に近寄って来たわけです。

 ただ、今のところは霊界の事だけに、人間の目や耳にはさっぱり分らないが、近づいたという事は確かなのです。霊界が大いに変わるという事は、火素が増えるわけです。光が増えるわけだから、去年の凶作みたいな具合に、病人が(凶作でなくて凶人ですか)増加する場面が近づいて来たわけです。自然栽培の宣伝なども、各地とも非常によく、開いた口にボタモチという具合で、大いに歓迎されつつありますが、いずれ医学の方もそうなるわけです。そうなればもうしめたもので、根本から変わって来るわけです。霊界が変わって来たので、いろんな面白い事があるわけです。(中略)

 こういう事を知っておかなければならないです。これは大本教のお筆先に「今度は二度目の天の岩戸開きであるから」という事があるのです。

 というのは、ずっと古い時代ですが、以前にも、これに似たような事が、世界にあったのです。

 それで今度は、私か出てから、岩戸開き、要するに昼間の世界になるという事は、二度目になるわけです。すると、あらゆる事が二度目になるのです。これは信者の人にもそういう事がよくあります。最初やったことがいけなくて、それからやり替えたりして、二度目の形をとるのです。私などは始終そうです。殆ど例外はないと言ってよいくらいです。 

「御垂示録30号」 昭和24年04月01日

御垂示録