昭和28年エピソード

宗教篇 弥勒三会

 仏教においては、昔から弥勒三会の言葉があるが、この事は今日まで神秘の幕に閉され、全然わからなかったのであるから、今度私はこれを明かにしてみようと思う。そもそも弥勒三会とは、読んで字のごとく三身の弥勒が、一度に会われる意 …

世界夢物語

 私は宗教家でありながら、軍事に関した事をかいてみようと思うのであるが、何しろ夢物語だからそのつもりで読んで貰いたい。もちろん逆夢にはなりっこないが、どの程度まで正夢になるか、これは今後の実際に徴して分るであろうから、一 …

世界夢物語(二)

 私は『栄光』新年号に、標題のごとき論文をかいたので、信者は誰も読んだであろうが、最近に至ってアイゼンハゥアー元帥は、着々としてあらゆる積極的な手を打ち始めたのは、外電によって段々分って来たが、それについて言いたい事は、 …

薬の逆効果 薬毒論と代謝

 次に薬の逆効果をかいてみるが、再三述べたごとく、今日まで広い世界に薬で病が治った例しは一人もない事である。もちろん治るという事は、手術もせず薬だけで再びその病気が起らないまでに根治する事であって、これが本当の治り方であ …

健康の自由主義

 病気とは体内浄化作用であり、それに伴う苦痛をいうのであるが、これを逆の意味に解し、浄化停止を以て治病の方法としたのが医学の考え方であった。そうしてこの停止手段としては、身体を弱らすに限るから、薬と称する毒を用いたのであ …

人間の寿命

 病気とは体内保有毒素の自然排除作用の苦痛であり、言わば体内の掃除であり、浄血作用である事は分ったであろうが、この理を知ってその通りを守れば益々健康となり、百歳以上の長寿も敢えて不可能ではないのである。というのは言うまで …

結論

 今まで説いたところによって、読者は大体の概念は得られたであろう。これを最も大乗的にいえば、今までの医学は人智から生まれた医学であり、本医学は神智から生まれた医学であるといったらよく判るであろう。すなわち前者は病原を固め …

昭和28年-年頭の辞

 まず新年の所感としてここにかいてみたいことは、本教は信者も知るごとく、年々というよりも一年経ただけでも、十年にも二十年にも勝る程の素晴しい発展を遂げつつあることで、恐らく宗教史上異例といってもよかろう。しかも開教以来数 …

地球は暖かくなった

 これについて私は二十数年前から唱えて来たのだが、もちろんそれは霊界のことであって、何千年来夜であった世界は、約百年前から明らかに昼の世界への転換が始ったことである。そうして夜は月の精であるから冷いが、昼は太陽の精である …

一人が百人

 本教信者が、一生懸命浄霊や言霊によって一人の信者を作り、ヤレヤレと思うその時は、只手を引いて門内へ入れただけのことで、中々安心は出来ない。どうしても御座敷へ案内して、家の内部の肝腎なところを見せなければ、本当の信者にな …