エピソード

『世界救世教の誕生について開教の辞』

 昭和二十二年八月三十日宗教法人として創立された日本観音教団、並びに同二十三年十月三十日に同じく創立された日本五六七教会は、今回自発的に解散し、右両会を打って一丸としたる新しき構想の下に、本年二月四日立春の日を期して、標 …

宗教篇 弥勒三会

 仏教においては、昔から弥勒三会の言葉があるが、この事は今日まで神秘の幕に閉され、全然わからなかったのであるから、今度私はこれを明かにしてみようと思う。そもそも弥勒三会とは、読んで字のごとく三身の弥勒が、一度に会われる意 …

中島氏帰幽に関するお言葉

 二九日の晩、中島から電話がかかり、中島が人事不省に陥っているから御守護お願いしたいと言うのである。変だと思って、様子を聞いてみると、脳溢血の具合である。それで、指図をして二〇分くらいすると、また電話がかかったが、どうも …

世界救世教誕生の意義と使命【全文】

 今回、宗教法人「日本観音教団」および「日本五六七教」は発展的解散をなし、広遠な理想の下、「世界救世教」が宗教法人として新発足、ここに本教はさらに新しい歴史の首途に立つことになった。想えば昭和二二年八月、信教自由の旗の下 …

浄霊法変る

 今回、御神示により、浄霊法が変る事になったから、今日以後その通りにされたいのである。これは霊界が最近非常に変って来た為で、それに基いた事はもちろんである。今までの浄霊法は、どちらかと言えば、霊と体との両方が加味されてい …

救世教「メシヤ」の名について

 メシヤについて、出版部客員松井誠勲氏が該博なるうんちくの下に次号に詳細解説される事は喜びに堪えないのである、無論読者もメシヤの起源を知りたいと渇望しているに違いないからである、もちろん私といえども右によって初めて知った …

なぜ救世(メシヤ)教となったか

 開教以来未だ三年とは経たない観音教団も五六七教会も、今回統合して一つになり、救世教の名によって新たに発足する事になったのは、いかなる訳であろうか、これは信者の誰しも知りたいと思うであろうから、ここにかくのである。  以 …

天国予言の具体化

 今日『聖書』を通覧してみる時最も重要である点は「最後の審判」と「天国は近づけり」と「キリストの再臨」の三つであろう。これを検討する時右の中最後の審判は神が行うのであり、キリストの再臨は、これは天の時到って表われる事で説 …

霊的に観たる熱海の大火

 去る四月三日、熱海駅前から仲見世へかけて数十戸焼失し、驚きの未だ醒めやらぬ十日を経た十三日、今度は熱海中心部の繁華街全滅という空前の大火災に見舞われた、何しろ一挙に千六百数十戸を焼失し、損害三十億というのであるから、小 …

宗教の観方

 世人が宗教を観る場合、はなはだ正鵠(せいこく)を得ていない事に気がつく、それは宗教なるものの地位である、というのは宗教は他の何ものよりも最高に位するものであるからである、故に哲学も、道徳も、科学も宗教からみれば以下の存 …