総篇 序文
この著は歴史始まって以来、未だかつてない大著述であり、一言にしていえば新文明世界の設計書ともいうべきもので、天国の福音でもあり、二十世紀のバイブルでもある。というのは現在の文明は真の文明ではないので、新文明が生れるまで …
総篇 既成文化の誤謬
この著は序文にもある通り、現代文明に対する原子爆弾といってもよかろう。そうして既成文明の根幹となっている宗教も、思想も、哲学も、教育も、科学も、芸術もことごとく包含されており、そのいついつについて鋭い眼をもって、徴底的 …
総篇 天国建設の順序と悪の追放
そもそもこの世界を天国化するについては、一つの根本条件がある。それは何かというと、現在大部分の人類が心中深く蔵されている悪の追放である。それについて不可解な事には、一般人の常識からいっても悪を不可とし、悪に触れる事を避 …
総篇 悪と守護霊
前項のごとく、現在まで必要であった悪が、不必要になったとしても、そうたやすく追放される訳にはゆかないが、それについての神の経綸はまことに幽玄微妙なるものがある。これは追々説いてゆくが、ここで前もって知らねばならない事は …
総篇 悪の発生と病
前項のごとく悪の九分九厘に対して、善の一厘が現われ、絶対神力を揮って既成文化を是正するとともに、新文化を打ち樹てる。早くいえば掌をかえすのである。これが今後における神の経綸の骨子であって、その破天荒的企図は想像に絶する …
総篇 健康と寿命
私はこれから医学を全面的に批判解剖してみるが、その前に健康と寿命についてもかかねばならないが、現代医学が真の医術であるとすれば、病人は年々減ってゆかなければならないはずであり、それとともに寿命も漸次延びてゆかなければな …
総篇 救い主と贖罪主
私はこれまで悪についての根本理論として、悪が必要であった事、悪によって今日のごとき文化の進歩発展を見た事をかいて来たが、ここで今一つの重要な事をかかねばならない。それは有史以来今日まで幾多の宗教が生れ、その説くところは …
総篇 地上天国
地上天国とはバイブルから出た言葉であり、仏教ではミロクの世といい、西洋ではユ─トピヤなどというが、もちろん意味は同一であって、つまり理想世界である。これがさきにかいたごとく神の目的であるから、現在までの歴史はその世界を …
科学篇 病気とは何ぞや
いよいよこれから病気についての一切を解説する順序となったが、そもそも病気とは何かというと、一言にしていえば体内にあってはならない汚物の排泄作用である。したがって体内に汚物さえなければ血行は良く、無病息災で年中溌刺たる元 …
科学篇 病気と医学
前述のごとく、私は反文明の原因としての、戦争と病気の二大苦をあげたが、その外に今一つの貧困がある。しかしこれは戦争と病気とが解決出来れば、自然に解決さるるものであるからかかないが、まず戦争の原因から説いてみると、これは …