著書

宗教篇 仏滅と五六七の世

 その後釈尊は素晴しい予言をされた。それは今より数えて五十六億七千万年後、仏滅の世となり、次いで弥勒菩薩下生され、弥勒の世を造り給う。弥勒の世というのは、居ながらにして千里の先まで身を運ばれ、居ながらにして千里の先の声を …

宗教篇 仏教の起源

 観世音菩薩の御本尊は、伊都能売神である事は、以前から私は度々知らしてあるところであるが、これについて分らねばならない事は、元来仏身なるものの根本である。単に仏といっても実は二通りあって、本来の仏身と神の化身との両方ある …

宗教篇 伊都能売神

 前項に述べたところは、大自在天なる言わばバラモン宗盛んであった頃の、主宰者を表わしたのであるが、その当時さきに述べたごとく、日本古来の神々はインドへ渡航し、化身仏となられたので、その化身仏の総領が伊都能売神であって、当 …

宗教篇 観世音菩薩

 前項までに、観世音についての因縁を、色々な面から説いて来たが、そうなられるまでの根本と言えば全く素戔嗚尊の暴圧が原因であった事は、既に述べた通りである。ところが伊都能売神去り給いし後の日本は、どうなったかというと、その …

宗教篇 弥勒三会

 仏教においては、昔から弥勒三会の言葉があるが、この事は今日まで神秘の幕に閉され、全然わからなかったのであるから、今度私はこれを明かにしてみようと思う。そもそも弥勒三会とは、読んで字のごとく三身の弥勒が、一度に会われる意 …

宗教篇 仏教における大乗小乗

 元来仏教は、小乗が本来である事は、以前私はかいた事があるが、小乗である仏教の中にも、大乗と小乗のある事を知っておかねばならないのである。これを判りやすく言えば、小乗は自力本位であり、大乗は他力本位であると思えばいい。そ …

宗教篇 キリスト教

 キリスト教は、キリスト生誕の時から在世中は固より、十字架に懸られるまでの全ての事は、微に入り細に渉ってかきつくされているので、今改めてかく必要はないから、私としての今まで何人もかかなかった事柄についてのみかくに止どめて …

宗教篇 善悪発生とキリスト教

 この標題の意味を説くに当って、あらかじめ知っておかねばならない事は、再三言っているごとく、仏教の真髄は霊が主であり、キリスト教のそれは体が主である事である。とすれば今これを仮に善と悪とに別けてみると、霊は善に属し体は悪 …

宗教篇 経と緯

 およそ天地の真理を知る上において、経と緯の意味を知る事が最も肝要である。この事は今までにも幾度となく説いて来たが、尚一層詳しく徹底的にかいてみよう。それについてはまず根本的認識である。それは私が常にいう日は火で、火は経 …

天国篇

 私は科学篇、宗教篇を次々かいて来たが、これから最後の天国篇をかくのである。しかしこの所論は真の意味における前人未説のものであって、文明世界設計の根幹ともなるものであるから、そのつもりで読んでもらいたいのである。しかし初 …