龍神と病気との関係

 これは、霊的による病気の一つであって、霊的の智識のないものからみれば、只不思議でしかあるまいから、概略説明してみよう。

 言うまでもなく、この家の祖先の一人に、死んで霊界へ往ってから、いずれかの執着によって龍神に墜ちたものがある。ところが長い間救われないと諦めていたのが、たまたま本教の出現が霊界に知れたので、大いに喜び、ぜひ救われたい為に、子供の身体を使ったり、実家の母親に夢を見せたりして、目的を達しようとしたのである。又以前、義姉の子供が死んだのも、気を付かせようとしたのは言うまでもない。そうして川岸に供養に行った時、水が盛り上ったのは、長い間食い物がなく飢えていたので、遮二無二それを取ろうとしたのである。又背中の子供がグッタリしたのは龍神が憑った為であるが、その目的は自分も浄霊して貰いたいからである。これによってみても病気は固より、種々な災いも霊界に大関係のある事を知るであろう。〔以下略〕

「栄光96号」 昭和26年03月21日

S26栄光