エピソード

天国的宗教と地獄的宗教

 まず宗教についてありのままをかいてみれば、今日までのあらゆる宗教は、ことごとく地獄的宗教といっても、あえて侮言ではなかろう。何となれば重立った宗教程、開教当時蒙った法難、受難に悩んだことは例外ない程で、宗教に法難は付物 …

救世教奇蹟集 序文

 近く発行する予定の『救世教奇蹟集』の序文であるが、これは先日この欄に載せたが、どうも面白くない点があるので、今回書き直したのであって、それが下記の序文である。 救世教奇蹟集 序文  この著は科学に対する原子爆弾であり、 …

英雄の死に就いて

 今度のスターリンの死について、考えるまでもなく、この人は今世紀における最も偉大なる存在であった事は今更いうまでもない。とにかく彼の来歴をふりむいても分るごとく、ロシヤ帝政時代のアノ圧制極まる帝国主義を、根底から覆えした …

これから世界はどうなる

 これからの世界はどうなるかという事程大きな問題はあるまい。これについて私は大体の事をかいてみようと思うが、まず今回突如として消えてしまったかの稀世の大物スターリンである。まずこの事から取上げてみるが、今から約百年前彼の …

神技の美術館

 現在日本一と言われている箱根美術館について、今迄の経過をここにかいてみるが、これを読んだらどうしても人間業でない事が会得されるであろう。何故なれば一切が奇蹟から奇蹟相次ぎ、出来上ったものであるからである。特にその速さで …

裁く勿れ

 私はいつも信者にいっている事だが、アノ人は善だとか悪だとか、御邪魔になるとかならないとかいっている人もあるようだが、そういう人がまだ少しでもあるのは充分教えが徹底していない訳である。そうして度々言う通り、人の善悪を云々 …

墳墓の奴隷?

 この題を見た人は、随分変った題と思うだろうが、よく読んでみれば、なるほどと合点がゆくはずである。というのは旧い思想や、かびの生えた文化を後生大事に有難がっていて、捨て切れない人の事を曰ったのである。御承知のごとく人間と …

信仰の合理性と再浄化

 そもそも信仰の根本は、合理の二字にある事を忘れてはならない。いかに信仰上もっともらしい説を立てても、道理に合わないとしたら真の信仰とはいえないのである。この意味において神様というものは、理屈に合えば何程でも御守護がある …

病人氾濫のハワイ

 本教海外宣伝の第一歩として選んだのが、かのハワイであって、約二カ月前から樋口、安食の両布教師が、同地を根拠として活躍し始めたのは已に知る通りであるが、最近の別項通信にあるごとく、予期以上の成果を挙げつつあるのは、まこと …

最後の審判とは何か

 最後の審判についてこれからかいてみるが、その根本としては言うまでもなく世界的大清算であって、長い間溜りに溜ったところの罪穢の浄化作用である。従って余りに穢くどうにもならないものは、地上から永遠に抹殺される外はないから、 …