文明の創造

科学篇 総論(手術)

 近来、医学は大いに進歩したといい、取り分け手術の進歩を誇称しているが、私から見ればこれ程の間違いはあるまい。考えるまでもなく、手術が進歩したという事は、実は医学が進歩しないという事になる。というと不思議に思うであろうが …

科学篇 総論(薬毒の種々相)

 あらゆる病原が薬毒である事は、充分納得出来たであろうが、単に薬毒といっても、非常に多くの種類がある以上、それによる症状も自ら千差万別であるのは言うまでもない。それ等について詳しくかいてみよう。  まず洋薬であるが、これ …

科学篇 総論(人形医学)

 私は、今まで現代医学における、あらゆる誤謬(ごびゅう)の点を指摘して来たが、ここで最も重要なる点は、人間をして人形扱いにしている事である。というのは医学には種々の科目がある。内科、外科、脳神経科、泌尿器科、皮膚科、婦人 …

科学篇 総論(擬健康と真健康)

 今まで詳しくかいたごとく、病気は浄化作用であり、医学は浄化作用停止を、治る方法と錯覚して来た意味はわかったであろう。これについて今一層徹底的にかいてみるが、世間一般の人が健康そうに見えて、ともかく働いている人のそのほと …

科学篇 総論(種痘)

 種痘は一七九八年、英国の医学者エドワ─ド・ジェンナ─氏によって発見された事は、世界的に有名であるが、実はジェンナ─氏独自の発見ではなく、これはずっと以前から、ギリシャの娘達が痘瘡患者の膿疹中に針を入れ、その膿汁を皮膚に …

宗教篇 最後の審判 

 私はこれまで、現代医学の誤謬と、真の医学の在り方とを、微に入り細にわたって、徹底的にかいて来たので、大体分ったであろうが、しかしこれだけでは全部ではない。というのは今まで説いて来たものは、体的すなわち唯物面の方を主とし …

宗教篇 霊的病気

 これからいよいよ霊的病気についてかいてみるが、霊的病気とはすなわち憑霊による病気であって、憑霊といっても多種多様な症状があるから、その一々について、順次かいてみよう。

宗教篇 霊的病気(癌病)

 癌の病として、最も多くしかも難症であるのは、何と言っても胃癌であろう。さきには薬毒による擬似胃癌を詳説したから、これから真症胃癌の原因である憑霊の事をかくのであるが、この霊はほとんど蛇の霊である。蛇がその人の前生の時か …

宗教篇 霊的病気(結核と憑霊)

 結核の原因には、憑霊の場合も相当多いのである。というのは事実において夫婦の一方が死ぬと、間もなく残りの一方が結核となり死ぬという事がよくある。又兄弟の内誰かが結核で死ぬと、その後次々発病し、症状も前に死んだ者と、ほとん …

宗教篇 霊的病気(精神病と癲癇)

 霊的病気の内最も王座を占めているものとしては、精神病と癲癇であろう。まず精神病からかいてみるが、これこそ全然霊的病気であって肉体に関係のない事は、健康者であっても、この病気にかかるにみて明かである。この病気は誰も知るご …