新旧文化の交代
そもそも現代文化は、数千年以前の原始時代に比べると、驚くべき進歩発達を遂げ、又遂げつつある事は、今更贅言(ぜいげん)を要しないところであるが、こうなる迄には人類はいかに苦心努力して来たかは、彼の天災、戦争、病魔等に対し …
文化の創造
本教の名は、救世教となっているが、もちろん最後の世の救の為に現われたのであるから名実共に間違ってはいないが、一名創造教と言ってもいい、それを説明してみよう。そもそも現在まで何十世紀にわたって、人類は文化を進歩発展させよ …
神仙郷の意義
今度、美術館を除き大体完成したこの神仙郷に就て、実に深い大きい意義のある事を知らねばならないのである。というのは、そもそも日本の国を造られた神様の意図は世界の公園たらしむる事である。何よりも日本にある自然を見ればよく判 …
天国は芸術の世界
私は常に天国は芸術の世界なりというが、単にこれだけでは余りに概念的である。なるほど美術、文学、芸能等が充実する事も、右の通りで大いに結構ではあるが、本当からいうとあらゆる芸術が揃わなくてはならない、否芸術化されなければ …
新人たれ
人は常に進歩向上を心掛けねばならない。特に信仰者にしてしかりである。ところが世間宗教や信仰などを口にすると、どうも古臭く思われたり、旧人扱いされたりする。なるほど在来の宗教信者は、そういう傾きがあるのは否めないが、本教 …
世界画の完成
私の各論文は前人未説のものが多いが、これは特に破天荒のものであるから、そのつもりで読まれん事である。 そもそも現在あるところのあらゆる既成宗教は、それぞれの特異性があって決して同一のものはない、という事は深き神の経綸 …
自然栽培の勝利 土の偉力
そもそも自然農法の原理とは、土の偉力を発揮させる事である。それは今日までの人間は、土の本質を知らなかった、否知らせられなかったのである、その観念が肥料を使用する事となり何時しか肥料に頼らなければならないようになってしま …
本教と私
本教は、信者になればよく判るが、今までの宗教とは全然異っていると言っていい。ではどこが異っているかというと、今はまだ全貌を詳しくかく訳にはゆかないから、ある程度をかいてみよう。 まず、今までの宗教をよく観ると、大体二 …
大乗と小乗
大乗と小乗に就てよく質かれるが、この事については以前にも相当かいた事があったが、どうもまだ徹底しないようだから再び筆を執ったのである。 まず根本から説いてみるが、大乗は緯で小乗は経である。すなわち大乗は水で、小乗は火 …
一つの神秘
先頃、私が入獄中、種々の神秘な事があったが、時期の関係上全部知らせる訳にはゆかないから追々知らせるとして、今は只一つだけの事をかいてみよう。 忘れもしない、今度の事件で留置されたのは、昭和二十五年五月二十九日であった …