地上天国

『地上天国』二十二号-巻頭言

 いよいよ、朝鮮の戦争も持久戦の形となって来た。しかしこうなると共産軍の方は、歩が悪く苦戦となろう、といってもこのままお終いにもならず、今後の迂余曲折はなかなか見透しがつかないであろう。何しろ背後にはソ連が控えているし、 …

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『地上天国』二十三号-巻頭言

 朝鮮の動乱も、しばらくくすぶっていたところ、最近に至り、俄然火の手が上ろうとする気配が見えて来た。何しろ今度燃え始まったら大変な事になろう。あるいは世界を焼き尽す劫火となるかも知れないからである。外電の報ずるところによ …

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『地上天国』二十四号-巻頭言

 この欄は、いつも時局の事ばかりかいているから、本号は別の事をかいてみよう。昨年アノ事件後、私は散花結実であるといったが、その後月日が経つにつれて、その形が如実に顕われて来た。すなわち近頃本教を理解する人々が増えると共に …

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『地上天国』二十五号-巻頭言

 我救世教は、病気治し専門のように思われているが、一般は只病気とさえ言えば、肉体のみの悩みと思っているが、この観方は実は違ってはいないが、まことに小さい観方である。もしそれだけとしたら、本教の病気治しは進歩した医学でしか …

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或る神秘 読後のお言葉

 右の井上氏の記事〔略〕を見て、私はハッキリ判った事だが、何しろ随分時が経った事とて只桜木氏の女児について、何か神秘のあった事だけは漠然と記憶に残っていたのであったが、今度井上氏の文によって当時の記憶を呼び醒まし、私は喜 …

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『地上天国』二十六号-巻頭言

 時局はいよいよ朝鮮戦争も、曲りなりにも平和の段階に移って来たようである。何しろいかに中共の人海戦術といえども、国連側特にアメリカの進歩せる武器に遭っては、到底長く太刀向う事は出来ないに決っている。その様な訳で、最初の国 …

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医学の盲点と自然良能力

 現代医学の誤っている事は、常に私の唱えている通りであるが、その中で最も誤っている点は何かというと、人間が先天的に保有している自然良能力を全然無視している事であって、それはこうである。  今仮に、病気に罹るとする、早速お …

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『地上天国』二十七号-巻頭言

 近頃浄化が強くなったので、信者の中でも急激に烈しい浄化が起る人があるようだが、一時は苦しいがこれ も来るべき最後の大浄化の為の準備的お浄めとして、結構な訳なのである。しかしそれれは世間一般に拡がるとすれば、いかに惨澹た …

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病原と浄霊の原理

 本教信者になって、御守を懐へ入れ、只手を振りかざしただけで、医者に見離された大病人でも、一生涯治らないと宣告された難病も長い間患って医療でも民間療法でも、信仰でも治らず、進退谷まって自殺を決心するようになった者でも、浄 …

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『地上天国』二十八号-巻頭言

 久し振りで時局の事を少しかいてみるが、日本の講和問題も、いよいよ最後の幕となって、今三十一日吉田首相は、 総勢四十数人を引き連れ、 サンフランシスコへ旅立つ事となったが、まずはめでたいとは言えないかも知れないが、結構な …

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