最高の神様が隠れていた

 霊界では、位の高い人の側には寄れないものなんですよ。昔の大名ではないが、何間か離れなければ、側に行けない。現界では、人間はどんな偉い人でも側に行けるんですが、中々霊界はそうは行けないところに違いさがあるんですがね。けれども、今日の現界というのは、そういった自由が過ぎているんですね。余り無差別的になっているんです。それも深い意味があるんですがね。

 夜の世界であった為に、最高の神様が隠れていたんですね。つまり、火(日)の系統の神様が隠れていたんですね。そこで、それ程はっきりしなかったんですね。はっきりしないのと、最高の神様が隠れられていた為に、人間との差別が、たんとない訳ですね。それでこうなった。だから、昼間の世界になると、その点もあるからして、段々と人間も正確になるんですがね。そうかといって、今までの信仰の様に、馬鹿々々しく窮屈ですねーーあれもいけないです。やはり、自由であると共に、きちっとすべて几帳面にやる。そういう様な意味ですね。

「御教え集6号」 昭和22年01月27日

御教え集