癲癇
癲癇は、精神病と等しく原因は憑霊であるが、ただ異る所は癲癇は一時的発作的である事と、その症状が多種多様である事とである。そうして癲癇のほとんどは死霊の憑依であるから、発作するや死の刹那の状態を表わすのである。譬えばよく …
小児麻痺
この病気は真症と擬似と両方あるが、医学ではその区別を知らず混同している。しからば真症とは何か、というと、原因は霊的で、その多くは脳溢血で急死した霊の憑依である。したがってその症状は脳溢血と同様で言語不能、半身不随等であ …
胃癌
この病気も既記のごとく真症と擬似とがあるが、真症だけを書いてみる。真症はほとんど霊的原因で、最初胃部に固結が出来るが、気の付かない位小さいものが漸次膨大し、拳大又はそれ以上に及ぶものさえある。そうして固結が胃部又は幽門 …
カリエス
カリエスは大体脊髄カリエス、肋骨カリエス、腰骨カリエス等である。なかんずく脊髄カリエスは脊柱彎曲が特徴で、重症はかの傴僂となる。発病の場合、医療は脊柱の彎曲を防ぐ為、胴体にギブスを嵌め仰臥させしむるが、幾分の効果はある …
眼病
眼病にも霊的原因が相当ある。最も多いのは失明の原因が蛇霊の憑依である。それは蛇を殺す場合、多くは急所として頭脳を打砕くから、眼球も共に滅失するので、それが憑依する以上盲目となるのである。その他夜盲症、一名鳥眼は鳥類の霊 …
聾耳、便秘、ジフテリア
聾耳は霊的原因に因る事が多いのである。一は前生において、変死による鼓膜の喪失が、霊界において完全に復せずして早生する場合と二は木龍の再生又は憑依である。既記のごとく木龍は樹木の憑依霊で、それが伐り倒された場合、その当事 …
霊的病気の種々相
霊的原因による疾患は実に千差万別である。その中珍しいものを一つ二つ書いてみよう。 四十歳位の男子、一日に一回か二日に一回位、突如として全身が硬直する。その状宛かも石地蔵のごとく全身いかなる部分も全然不動、目も口も開け …
霊層界
霊界は、天国・八衢・地獄の三段階になっている事は既説の通りであるが、これが人間の運命と密接な関係を有っている事を説いてみよう。 そうして右の三段階を細別すれば一段は六十になり、合計百八十段階の層になっている。私はこれ …
霊界叢談
私はこれから自分が実験した多くの実例を書くが、何分五感では知るを得ない事象である以上誤りがないとはいえないが、私は出来るだけ正確を期すつもりであるから、読者は信を措いて読まれたいのである。
広吉の霊
私は霊的研究と治病の実験を併せ行おうとした最初の頃である。それは十九歳になる肺患三期の娘を治療した。二回の治療でいささか効果が見え第三回目の時であった。私が治療にかかると、側に見ていた娘の母親であるM夫人(五十歳位)が …