諺<ことわざ>に「その国の消長<しょうちょう>は、その国の青年を見よ」と言われていますが、全くそのとおりであります。家運の盛衰<せいすい>もその家の子弟<してい>を見ればわかるのであります。次の時代を背負ってたつ青年というものは、ほんとうに大切なのでありまして、青年の薫育にもっとも重点を置くということは、国家としても教団としても当たりまえのことなのであります。
本教の歴史を顧<かえ>りみましても、今日このような揺<ゆる>ぎない教団となりましたのは、ひとえに創立当初の青年たちが、一意専心<いちいせんしん>、教団の基礎的活動奉仕をしてくださったおかげであります。いわばこの教団ができたのは、やはり青年の力によって作られたとも言えるので『間』と思っています。