天地の理に叶った農法

 自然農法の目的は、健康食の提供<ていきょう>にあると思います。すなわち、清浄にしておいしいこと、これこそ、天地自然の理に叶<かな>った本農法以外には、得られないものだと思います。ですから、ただ増収<ぞうしゅう>とか、増産<ぞうさん>という面ばかりにこだわらないで、健康増進<けんこうぞうしん>という点も大いに強調していただきたいものであります。

 すべて自然のものには、天地の霊気<れいき>が満ち満ちており、反対に肥料も化学的になればなるほど、生気<せいき>に乏<とぼ>しくなるのは当然でありまして、金肥<きんぴ>よりも堆肥<たいひ>がいいということは、生気においてまさっておるからであります。美味だというのは、その霊気と実施者の誠を籠める霊気とがこもるからであります。ことに、信仰をもっておられる方は、その霊気が食物にうつっていくのでありますから、おいしいのは当然であります。