逞ましい根性で救世的使命の遂行

 現代は青年の時代です。アジアやアフリカなどいまつぎつぎと新しい国が建<た>ち、建国<けんこく>の意気に燃えて青年が活動しています。国連<こくれん>の舞台でも青年代表の進出<しんしゅつ>は目ざましいのであります。

 青年はこうした動きに鈍感<どんかん>であってはならないと思います。神の道ほつねに前進あるのみで、現状に落着<おちつ>いていてはいけないのです。現状はわるいどころか実にみなさまの意気軒昂<いきけんこう>として、上昇<じょうしょう>また上昇と満足すべき状態ですが、しかも、それに満足することなく、あくまで目標突破<もくひょうとっぱ>を試みようという逞<たく>ましい根性<こんじょう>をもってやってください。そういう根性は絶対に必要と思います。

 神様はその根性を見込んで救世的使命をお授けくださったのですから、それを裏切<うらぎ>ることはできません。歯を食いしばってもやり遂<と>げるぞという奮発心<ふんばつしん>がなくて、なんで道の布教者と言えましょうか。昔の道者<どうしゃ>は実に偉かったと思います。汽車も電燈<でんとう>もないとき、蓑笠<みのかさ>、杖<つえ>のいでたちをもって、猛獣毒蛇の棲<もうじゅうどくじゃす>む山々を拓き、教えを伝えたものです。それから思えばいまはあまりに恵まれすぎ、お膳立<ぜんだ>てが整いすぎて、かえって精神力が鈍<にぶ>っています。昔の人の気力をもって、今日の恵まれた環境を利用していくならば、どんなことでもできぬことはないのです。要ほ精神力ひとつ、〝やるぞ、やらねばならぬ〃という気持そのものであります。