昭和27年-年頭の辞
いよいよ昭和も二十七年正月となった。実に月日の流れは早いもので、我メシヤ教も何やかやと世の注目を引くと共に、色々本教の迷惑になる問題などもありながら、ともかく月日の経つに従って、発展しつつある教勢は、全く大神の絶対なる …
地上天国に就て
現在の世相を観るに、日々の新聞ラジオでも分るごとく、ろくでもない事が余りに多すぎる今日ではないか、誰も知る通り、ザット数えても戦争は別として、ヤレ官吏の汚職、殺人、強窃盗、詐欺、万引、自殺、一家心中、結核や伝染病問題、 …
九分九厘と一厘
前項に述べたごとく、戦争の原因は人間に内在する悪そのものであって、この悪なるものの本質は何であるかというと、さきにもかいたごとく動物霊の意欲の表われであって、その行為が動物的であるに見ても明かである。動物とはもちろん獣 …
神を見せる宗教
よく世間信仰のない人に信仰を勧める場合彼等はこの世の中に神仏等あって堪るもんか、もしあるんなら、是非見せて貰いたいといって、サモサモ自分は文化的人間の様に思って迷信は真ッ平御免だとテンデ相手にならないのが、一般人の態度 …
絶対力
そもそも宇宙における森羅万象の活動の源泉は、言うまでもなく神の力である。一切の生成流転も力の現われであり、万有を動かすのも、静止させるのももちろん力である。人間始めあらゆる動物から、ばい菌に至るまで力によって生れ、力に …
時局雑感
今年の正月になってつくずく思われる事は、去年の今頃との異いさである。衆知のごとく去年は、朝鮮の動乱も酣にして、前途は暗雲垂れ込め、雨か風か予想すらつかない、無気味な感が濃厚であったからで、それが今年に入って、その様相は …
農業の大革命 五ヵ年にして米の五割増産は確実
私は十数年以前から、自然栽培法といって、金肥人肥を用いず、堆肥のみの肥料を使って、農作物の大収穫を得る事を発見し提唱して来たのであるが、その当時農民に向っていかに説得し信じさせようとしても、仲々耳をかす者がなく随分努力 …
医学と浄霊
本教が在来の宗教とは、根本的に異う事を常に私は筆でかき、口で解説しているので、信者としてもその意味を、絶えず世間へ宣伝しているであろうが、何しろ世の中は広いから一般に知れ渡るのは容易な事ではない。しかも智識人に至っては …
本教と文化革命
世間一般から観ると、本教は宗教を看板にしており、いささかか変ってはいるようだが、ヤハリ新興宗教の一種に過ぎない位に思っているであろうが、それも無理はない。今まで本教のごとき素晴しい宗教は出なかったからである。というのは …
運命は自由に作れる
人間は昔から好いにつけ悪いにつけ、どうも運命だから仕方がないと、諦めたがる癖があり、運命というものは不可抗力なものと決めているのは、誰も知る通りである。ところが私は運命は誰でも、自由自在に変えられるという事を教えようと …