黴菌人間
現代人が最も怖れているのは、病原としてのばい菌であろう。では一体ばい菌なるものの発生は、何が為であるかというと、全く人間の健康上必要なものであるばかりか、それを作るのが人間自身であるから、驚かざるを得ないのである。左に …
世界夢物語
私は宗教家でありながら、軍事に関した事をかいてみようと思うのであるが、何しろ夢物語だからそのつもりで読んで貰いたい。もちろん逆夢にはなりっこないが、どの程度まで正夢になるか、これは今後の実際に徴して分るであろうから、一 …
昭和28年-年頭の辞
まず新年の所感としてここにかいてみたいことは、本教は信者も知るごとく、年々というよりも一年経ただけでも、十年にも二十年にも勝る程の素晴しい発展を遂げつつあることで、恐らく宗教史上異例といってもよかろう。しかも開教以来数 …
地球は暖かくなった
これについて私は二十数年前から唱えて来たのだが、もちろんそれは霊界のことであって、何千年来夜であった世界は、約百年前から明らかに昼の世界への転換が始ったことである。そうして夜は月の精であるから冷いが、昼は太陽の精である …
一人が百人
本教信者が、一生懸命浄霊や言霊によって一人の信者を作り、ヤレヤレと思うその時は、只手を引いて門内へ入れただけのことで、中々安心は出来ない。どうしても御座敷へ案内して、家の内部の肝腎なところを見せなければ、本当の信者にな …
大恐怖時代来らん
この題を見たら誰しもギョッとするであろう。信者はそうでもあるまいが、初めて見た人はそう思うに違いあるまい。この事については普段から私はあらゆる面から説いて来たが、その時期が大分近づいたようだから、ここに徹底的にかこうと …
宗教以上のもの
これは私がいつもいう事だが、我救世教は宗教ではなく、宗教以上のものである。宗教とは読んで字のごとく、宗祖の教えであるから、例外なく御説教が主になっている。つまり口で説き筆で教えるので、経文でもバイブルでもそれであるから …
日本は文化の組立工場
日本人でありながら、日本の国柄とその使命を知っている人はほとんどないようである。しかし終戦前まではある派の人は、一人よがりの国粋的理論を説いたのはいいが、その説を利用して、戦争当時軍部方面などはしきりにそれを唱え、国民 …
薬が効かなくなった
本年二月三日東日紙上に左の記事が載っていた。 効かなくなったペニシリン 戦後医薬界に彗星のごとく現れ、あたかも医療に小革命を起したかの感があった「ペニシリン」は、最近その効力が著しく低下、特に今全国的に流行している風 …
自然栽培に就いて
今までに本紙農業特集号を出したのは、一昨年と昨年と今回とを併せて三回になるが、年々自然栽培耕作者が多くなると共にその報告も増え今回のごときは付録〔略〕として四頁も増した位である。そこで報告書を一々読んでみると成績は益々 …