薬毒
今日まで、西洋医学においては二千五百年以前ヒポクラテス創始の医道以来、又支那の医祖伏羲によって五千年前創始せられた医道はもとよりあらゆる病気治療の方法は、ことごとく浄化作用の停止以外には出でなかった事はすでに述べた通り …
冷えと便秘
冷えの原因は局部的発熱に因る悪寒又は局部的毒結による血液不循環の為である。多くは腰、下腹部、脚部、足の甲及び指先等で、特に婦人に多いが、これ等は毒結を解除すれば下熱及血液が循環するから簡単に治癒するのである。 便秘は …
乳幼児及び小児病
乳幼児及び小児に関する病気といえば、まず消化不良、便秘、疫痢、麻疹、百日咳、肺炎、喘息、脱腸、ジフテリヤ、腸炎、小児麻痺等であろう。乳児における消化不良は最も多く嘔吐、青便、泡便等の症状であるが、嘔吐にも単なる飲み過ぎ …
科学篇 総論(薬毒の種々相)
あらゆる病原が薬毒である事は、充分納得出来たであろうが、単に薬毒といっても、非常に多くの種類がある以上、それによる症状も自ら千差万別であるのは言うまでもない。それ等について詳しくかいてみよう。 まず洋薬であるが、これ …