病気の原因が、祖霊の場合もあるという事は、左に掲ぐる報告〔略〕によってもよく判るのである。目下霊界においては、各家の祖霊は、本教以外真に救われる宗教はない事が段々判ってくるので、何とかして本教に縋りたいと思い、アレヤコレヤ色々の手段を尽している。それには自分の子孫の一家から救わなければならないので、子孫の中の誰かに憑り、病気を発させるが、その場合多くは子供を利用する。この例などもそれであって、そこで生命も危なくなった子供が、本教教会へ連れて行こうと言っただけで、たちまち生気を取戻し、快方に向ったという事は、目的が達せられた祖霊は安心し、こお上は早く病を治してやりたいと思いそうするのである。
「栄光104号」 昭和26年05月16日