信者一人一人が神の御光を掲げる燈明台に

 みなさまの入信経路<にゆうしんけいろ>や信仰経歴<けいれき>は、実に人さまざまで、千差万別<せんさばんべつ>でありましょうが、明主様に結ばれて御用を果たすという点では一致しており、いわば、私どもは一族郎党の間柄なのであります。したがって、内輪同志で争ったり、悪口を言いあうなどもっての外で、みな一丸<いちがん>となって、与えられた御用を果たす以外に、私どもの生甲斐ある仕事はないのであります。

 では、その生甲斐ある仕事とはなんでしょうか。いうまでもなく、地上天国の建設でありまして、信者一人一人が神様の御光<みひかり>を掲<かか>げる、燈明台<とうみようだい>として生きることであります。神様の家を造り、かつ、神様の家を無限に増加<ぞうか>していくことであります。それゆえ、私どもの信仰が一身一家の幸福追求だけに終ってしまうようでは、まことに申しわけない次第なのであります。

 入信とは、「神様の下僕<しもべ>として、これから働かせていただきます」という、お誓<ちか>いのしるしでありますから、入信後の実践如何<じっせんいかん>で、信者か否<いな>かを決定されるのであります。