取次者には、神様のお仕事をさしていただくために、守<まも>るべき神的順序があります。しかし、これをもってただちに霊界がそのとおりになっているとは申せません。これは、お仕事をするための神様から設定<せつてい>された仮の順序であります。
相手が信仰がない人だから、自分の方が上だといって上座<かみざ>に坐<す>わり、信仰のない人から誤解をされたということも聞いております。こういう場合には、順序にこだわらず、臨機<りんき>応変<おうへん>、どんなにでも変化すべきであります。ですから、みだりに順序をふり回しますと、非常識<ひじようしき>なことになってしまいます。時と場合によりましては、取次ぐこちらが、履物<はきもの>も直さなければならないこともでてまいりますが、取次者は大いに下座<げざ>の行<ぎょう>を身につけてほしいと思います。