信者の家の祖霊さまが、自分の信仰した教団の本部で祀られるということは、たとえ、かぎられた一時的のお祭でありましても、その真心が神様に通じますれば、下部<かぶ>におられるご祖霊さまなどはこのお祭によりまして、一段も二段も上って行かれるのでございます。ですから、大変なお喜びであります。
祖先と自分とはけっきょく、竹の根のごとく見えぬところで繋<つな>がっており、子孫であるわれわれが、良き信仰に入り、高き教えに基<もとず>き、良き行ないをし、神様に願って祖先の祭事<さいじ>を行ないますならば、すぐそれが霊界にひびいて、祖先の方々にも向上の道がつくのであります。だから、向上の道を子孫であるわれわれが開けるようにというわけで、ご祖先さまがお気づけをされたり、また、ご催促<さいそく>をなさっておるということが非常に多いのでございます。
われわれの思いますこと、しますこと、また出合<であ>いますこと、すべては霊界に基<もと>があるのでありまして、こういうことを知りますときに、神を祈り、祖先を祀るということが、いかに大切なものであるかということを、しみじみ感じさせられる次第でございます。