明主様がこの教団を造られたのは、世直しのために造られたのであります。そして、因縁のあるものをみな集<あつ>めておられるのです。ですから、本教にお集まりのみなさまは、みな神様の御用のある方ばかりなのです。
みなさまの入信の動機<どうき>はたいてい病気を治<なお>したいとか、おかげをいただくためにお入<はい>りになったのでしょうが、その奥にはもっと大変なお役目<やくめ>があるのです。これからは一日増しに神様のお光が加<くわ>わって、神様が仕組んでおられたことが、善<よ>いことも悪いことも、世界から出てくるのです。そのためには、神心になる人間を集めなければなりません。それで、神様の手足になる人間が、呼<よ>び寄せられているわけです。
ですから、入信された以上、私どもは世間の人と同じような心を持ったり、同じようなやり方をしていたらいけないのです。われわれは新しい世の中の雛型<ひながた>をしているわけで、いわば、神様がなさる世直しの芝居<しばい>の、役者<やくしや>をつとめているのです。ですから、たとえ、このさきどんなことがあろうと、われわれは狼狽<うろた>えないで、みな神様のお仕組である、という最後の肚<はら>を決めまして、神様と結ばれていれば、少しも心配はないのですから、できるかぎり救世的な御用をさせていただく、ということでいいのです。それはとりも直さず、浄霊<じようれい>に励<はげ>み、善徳を積<つ>み、そして、人を向上させてあげるということなのです。