信仰的訓練を積んで鋼の信仰へ

 みなさまの中には、いわば信仰二世でいらっしゃる方がおられると思います。その方々のお父<とう>さまやお母<かあ>さまが、この教団に捧<ささ>げられました半生<はんせい>の歩みは、そのまま教団の歩みでもあります。それこそ明主様とともに茨<いばら>の道も乗り越えてこられ、その信仰の強さというものは鍛<きた>えに鍛えた鋼<はがね>のような強さで、どんなことにもビクつかないものであります。

 ところが、みなさまはそうはいきません。どちらかと申せば、温室育<おんしつそだ>ちで、まだ信仰的訓練<くんれん>が比較的<ひかくてき>浅いですから、一世に比<くら>べて劣<おと>ると思います。そうした恵<めぐ>まれた環境<かんきょう>にありますと、自分を磨くという機会も少ないのでありますから、これも止<や>むを得ません。むしろ、これからがみなさま方の修業<しゅぎょう>だと思います。

 そういうわけですから、これからは信仰的訓練を積んで、早く一人前の信仰境地<きょうち>を拓き、高めていただきたいと思います。