信仰の妙味は体験から

 道のため人のためと思ってする奉仕には、かならずおかげがあるわけです。第一は信仰が向上します。疑問<ぎもん>に思っていたことが、奉仕をしておりますうちに、フッと神さまから智慧証覚をいただいて、わけなく解けていくということもあるのです。ですから、神さまをよりわかりたいと思ったならば、理屈をいうまえに、まず神さまのご用をしてみることがいちばんいいと思うのです。理論でも神さまがあるかないかということはわかりますが、信仰の妙味<みようみ>はわかりません。これは体験によるほかはないのです。