涙の奉仕
作業員は、信者も職人も、休憩になると作業着のまま仮眠をとり、交替時間がくると、また起き出して働いた。とりわけ現場責任者だった相馬直治らは、入浴もせず、鬚もそらず、着替えもせず、文字通り不眠不休であった。寒さと過労で体力の消耗が激しいので、みな、用意の砂糖湯や汁粉をすすって身体を暖め、生卵を飲んで元気をつけたのである。
昭和十年八月二十一日 御講話
外国は非常に最近変わってきた。新聞によると、ムッソリーニはどうしてもエチオピアを征服するらしい。どうしても連盟や英国辺りが食い止めさせようと、いろいろやれどガンとして動かず、ビクともしないから、もうエチオピアとの戦いは免れないというよりしかたはない。ところで、イタリアはいままで二回も負けている。今度こそ勝たなければ、ファッショの運命にかかわるからムッソリーニは生命にかけても勝たなければならない。いままで軍備のためには三〇億フランも使っている。これはたいへんな金に違いない。今度戦ったら東アフリカのツァナ湖を占領するに違いない。ツァナ湖は綿花、砂糖などの栽培地方面へやる水の水源地になっている。その利益を保護すべく、どうしてもそこを奪らなければならぬ。そうさせぬように英国は邪魔しなければならぬ。イタリアはそれを奪らなければならぬ。熱帯地へ行くと水が米のようなもので、水がなかったら生きていられないくらいで、どうしてもこれを押さえなければならぬ。
昭和二十三年十一月十八日(4) 御講話 光録01
【 明主様 】それは栄養食ではないですね、衰えると未完成を完成にする働きが鈍りますからある程度完成したものがいいですね。一番いいのは病人の欲しがるものを与えることです。リンゴなんかをおろしてやるのもいいですが果物はリンゴより汁の多いほうがいい。医学は外国人を基にしているから日本在来のもの、例えばアンコのようなものは病人に与えることを禁じますが、アンコなんかは材料は小豆で砂糖も入っており非常に栄養はいいのですがね。これは西洋にはアンコなんかないし医者の本にも書いてないから禁じるのですね。栄養とは私は食物、殊に野菜の中の霊気の強いものをいうのです。野菜でも西洋のは霊気が薄い、日本の土地のほうが霊気が強いから作物の霊気も強くなるのです。松茸なんか非常に強いのです。だから香りも強いのです。香りの強いものは霊気が強いと思ってよい。果物は香りがあり汁気の多いものが霊気が強い、柑橘類はいいですよ。
昭和二十三年十一月十八日 御講話(4) 光録(補)
一番いいのは病人の欲しがるものを与えることです。リンゴなんかをおろしてやるのもいいですが、果物はリンゴより汁の多いほうがいい。医学は外国人を基にしているから、日本在来のもの、例えばアンコのようなものは病人に与えることを禁じますが、アンコなんかは材料は小豆で砂糖も入っており非常に栄養はいいのですがね。これは西洋にはアンコなんかないからで、医者の本にも書いてないから禁じるのですね。栄養とは私は食物殊に野菜の中の霊気の強いものをいうのです。野菜でも西洋のは霊気が薄い。日本の土地のほうが霊気が強いから作物も強くなるのです。馬鈴薯なんか私はあまり食べません。松茸なんか非常に強いのです。だから香りも強いのです。香りの強いものは霊気が強いと思ってよい。果物は香りがあり汁気の多いものが霊気が強い。柑橘類はいいですよ。胃潰瘍なんかの場合は「おかゆ」がいいです、胃壁がただれているのだから。出血するなら流動食、出血が止んだらおかゆ、それで調子がよかったらごはんにしたらよろしい。チフスなんかも同じで、腸出血のために死ぬことがあります。私は下痢のとき、水のように下るときはおもゆの薄いのを食べ、便が固まるにつれて食物も固いのを食べるようにしています。
昭和二十三年十二月二十八日 御講話(9) 光録(補)
これは信仰のない人が考えることです。神様が人を使って悪宣伝をするのかもしれないのです。今度の税金の問題も私は邪神かと思って神様に訊いてみたら、そうではなくて神様がやっておられることが判りました。だからあれによりかえっていい影響があっちこっちで来てるんです。いままで迷っていた人もどんどん入ってきている。だから信仰のある人ならこれ(お伺い事項)と反対になっていいはずです。悪を助長すると言っても人間が抑えたりすることはできないんです。それよりも自分の悪、自分の間違いを訂正することです。人の悪なんか訂正することはできない。人をどうしたいという希望はいいが、行為によってどうするということはできないのです。……物事にはその物と事と大小などによって、やるべきこととやってはいけないこととあるのです。やれと言うとやりすぎるし、やってはいけないと言うとぜんぜんやらない。味でもそうで、砂糖が少ないと言えば甘すぎてしまい、甘すぎると言えば今度は辛すぎてしまう。ちょうどよいというのは難しいのです。だからその程度をよく考えることです。それが智慧です。神様にお任せすると言っても、お任せすることにも程度があるのです。人事を尽して天命を待つということがあるが、これはいいことです。人間としてすべきこと、できることをやって、その先は神様にお任せすべきです。だからそれは時所位に応じて変わってくるものです。やはり実篤の言葉に「神の如く強く神の如く弱し」という言葉がありますが、いい言葉ですね。神様も強い場合もあり弱い場合もある。観音様でも馬頭観世音は火焔を吹いて目はランランと輝いてます、が、これは畜生道を救うお働きを表わしているのです。いろいろなことをうまく使うところに智慧があるんです。一番効果のある方法がいいのであって、これをみつけるのが智慧です。
昭和二十五年一月二十日 講話(28) 光録16
それからね、子供に餡気はいけないってよく言いますが、これはたいへんな間違いですよ。以前六つくらいの男の子が来たのでそばにあった羊かんをやったんです。するとその母親はびっくりして羊かんなんか食べるのは生まれて初めてだって言うんですよ。子供のほうは喜んでペロペロッと食べちゃいましたがね。これはね、お医者さんが餡は疫痢の原因になるからって食わせないからですよ。そしてそれは医学の本に餡なんて書いてないからなんですよ。 ……ってことは、医学が西洋の直訳で西洋の医学の本にアンコだのミソシルだのはのってないからですよ。(笑声) だから、その代わりお医者は牛乳だのオートミールだのって西洋の食物を食べろっていうでしょ。……けど、日本の押割麦もオートミールも同じもんですからね。また、アンコがなぜ悪いかって言うんですよ、小豆を粉にしてよく煮て砂糖を入れて作ったんだから実にいいもんですよ。
昭和二十五年一月二十日 講話(29) 光録16
〔 質問者 〕梅干や砂糖はいけないと申しますが……
昭和二十四年九月二十五日 講話(1) 地天08 「妙智之光」
【 明主様 】 どっちでもないがどっちも加味される。食物は砂糖だけで味をつけるか、醤油だけで味をつけるかというようなものである。両者をちょうどいい具合に混ぜ合わせればいいものができる。いままで資本主義が甘すぎた。それで社会主義や共産主義が起きた。社会主義は実に不公平な政治であり、共産主義はピラミッドを逆さに立てたのと同様である。資本主義は福助政治で頭だけ大きくて身体や足がやせている。すべて片寄った主義は全部駄目でいまに理想的なものができる。
昭和二十四年九月二十五日 講話(1) 地天08 「妙智之光」
【 明主様 】 どっちでもないがどっちも加味される。食物は砂糖だけで味をつけるか、醤油だけで味をつけるかというようなものである。両者をちょうどいい具合に混ぜ合わせればいいものができる。いままで資本主義が甘すぎた。それで社会主義や共産主義が起きた。社会主義は実に不公平な政治であり、共産主義はピラミッドを逆さに立てたのと同様である。資本主義は福助政治で頭だけ大きくて身体や足がやせている。すべて片寄った主義は全部駄目でいまに理想的なものができる。
昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(宗教、科学、哲学、芸術)(11)
御垂示 どっちでもないがどっちも加味される。食物は砂糖だけで味をつけるか、醤油だけで味をつけるかというようなものである。両者をちょうどいい具合にまぜ合わせればいいものができる。いままで資本主義が甘すぎた。それで社会主義や共産主義が起きた。社会主義は実に不公平な政治であり、共産主義はピラミッドを逆さに立てたのと同様である。資本主義は福助政治で頭だけ大きくて、身体や足がやせている。すべて片寄った主義は全部駄目でいまに理想的なものができる。