キーワード:「先祖」

昭和二十七年九月一日 垂録13 (14)

〔 質問者 〕分家をした場合に先祖代々の墓はいかがいたしましたら。

【 明主様 】先祖代々の墓は作るよりないではないですか。墓がないのですか。

〔 質問者 〕T先生が亡くなられまして、先祖代々の墓はありませんので。

【 明主様 】それはおかしいな。そこの家の先祖代々の墓に祀れば良いのですが。

〔 質問者 〕先祖代々の墓と先祖代々の霊と書くのは、どちらが正しいのでございますか。

昭和二十七年十月一日 垂録14 (3)

【 明主様 】良いです。やっぱりああいう人はどこか経験があるから、間違いがないです。そうして昔はやっぱり軍部専政ですから、本当の腕は振るえなかったのです。そこで軍部専政と、もう一つは天皇の派閥争いです。これはあんまり人は知らないが、これがたいへん影響している。例えば二・二六事件です。あれは一つの陰謀です。あの根本は徳川の派がいまの天皇を倒し、元の徳川幕府に……形は違いますが、徳川勢力にしてしまおうというその形です。いまだから言えますが、これはあんまり知らないでしょう。それで秩父宮様を頭としたのです。で、天皇を孤立させる政策だったのです。それで天皇の、宮内大臣として松平恒雄……あの人は二代将軍から出たのです。先祖は徳川です。松平家というのは、二代将軍が腰元に手をつけて……精しく言うと豆腐屋の娘ですが、そこに子供ができて、つまり二代将軍の分かれが松平家です。やっぱり徳川系です。それで松平恒雄さんが宮内大臣で、娘さんの節子さんが秩父宮、それから高松宮が喜久子妃。それでだんだん徳川の勢力を増して、天皇のほうをそうやって、そうして一挙にやろうとしたのが二・二六事件です。ところが神様のほうでは許されないのです。それはいつか日本の歴史を書きましたが、素盞嗚尊の系統ですから、それで天皇のほうの系統は天照大御神の傍系になるのです。盤古神王のほうです。だからこの方は平和的な方です。それから素盞嗚尊のほうは戦争が好きなのです。武力政策が好きなのです。で、日本の武家時代はみんなその系統です。そこでその争いが日本歴史です。つまり神武天皇の系統と出雲朝の大国主命の系統とが相争って、それが続いてきたのです。それで最後が徳川家です。それが天孫系にやられたので、それをふたたび取り返そうとしてやったその現われが二・二六事件です。それで軍部にもその二派があった。海軍は天皇を支持し、陸軍は秩父宮様を立てた。だからもし今度の戦争がなかったら、この争いは続いているのです。そこで戦争をするのに秩父宮様が怒ると面倒ですから、秩父宮様を抑えた。病気と称し……本当は病気ではないのです。それに軍人のほうにも二派あり、二・二六事件で失敗してますから、あんまりそれがいばれないので、他のほうがすっかりやって、秩父宮様を押して戦争が始まった。これが太平洋戦争の秘史です。隠れた歴史です。しかしその根本は神様なのです。

昭和二十七年十月一日 垂録14 (12)

〔 質問者 〕墓地のことにつきまして、I家は分家しており、長男が二〇年前に死亡し、別の寺に埋葬しましたが、最近気掛かりになり、I家先祖の墓地はありませんので、同じ村に新たに墓地を求めて移転し。

昭和二十七年十月一日 垂録14 (13)

〔 質問者 〕一〇年前より、先祖代々の石碑を立てて、近い所に埋葬しているのですが、一つにまとめるべきでございましょうか。

【 明主様 】それは先祖の所にまとめるのが良いです。

昭和二十七年十二月一日 垂録16 (14)

【 明主様 】 そうですよ。いまの人のも、そこに非常に曇りがあるのです。むしろ御守り様をなくしたということは、その曇りを除ってくれたのです。御守り様が背負ってくれたのです。焼けたのもそうですが、それだけでは足りないのです。罪にもいろいろ種類があり、罪穢によって、先祖がいろいろ徳を積んだりしているので、その罪穢を除って救われるという因縁があるのです。だから御守り様がなくなったという意味は、悪い意味に解釈できないのです。むしろ良い意味に解釈して良いのです。

昭和二十七年一月六日 教集06 (2)

 それから一、二、三は……正月になってからの日のことですがね。教師とか……そういう資格者が多い話ですが ……五、六、七は割合新しい人が多いと言うので、その意味のお話をしようと思ってます。メシヤ教というのは、本当言うと宗教じゃないんです。宗教じゃ、ないんでなくて、宗教はメシヤ教の一部になってますね。というのは、いままでの宗教というのは、教えですね。宗の字というのは、つまり祖先とか先祖とか、またその家の総領とか、つまり中心とか、よく宗家とか宗匠とかいうような意味で、とにかく古い、大きな、支配者的なものですね。そんなような具合の、その教えですね。それが宗教ですからね。教えだからして、どうしてもお説教になるんです。仏教でも、キリスト教でも、だいたいお説教が中心になっている。お説教が主になっている。ただ、メシヤ教は病気を治す。病気を治すと言うと、いま言う教えじゃないんだからね。これは救いなんだからね。それから自然栽培で食糧問題を解決する。それから、美術を奨励するために、美術館を造る。まだいろいろあります。

昭和二十七年一月十七日 教集06 (6)

〔御伺い〕 F・S(三七歳)。昨年一〇月、四〇度程度の発熱が続き左下腹部(卵巣部)に特に痛みを感じ歩行にも支障あるようになり、医疹では卵巣が癒着しているかもしれぬとのことで、御浄霊いたしておりますうちに、痛みは烈しく吐き気を催し、しだいに下腹部より胃の近くに及び、腹部の表面は肌着が触れても痛みを覚え、このころから発熱はほとんどなく、腹部のみが火のように熱してまいりました。一二月中ごろより患部の痛みは軽減しましたが、体力は弱り食欲がなくなり、毎日四、五回御浄霊いただきますと、腹部の痛みはさらに軽くなり、食欲も出てまいりました。二十九、三十日には古血が少々出、本年三月ごろより気分も軽く、腹部の張りも少し引いたように感じられます。現在下痢をいたしておりますが、だいたい左半身に御浄化が多いようでございます。数年前医師の注意により、健康保持上掻爬手術をいたしております。なお、私の家屋敷は、士族時代からの住家に現住いたしおり、刀剣、火器の類もある程度伝わっており、三百数十年前の先祖が、戦場で池田小入斎父子に殉じ切腹しております。数代前二、三代にわたり男子が生まれなかったこともございます。また、妻の肉親が四人結核で死亡しておりますが、霊的に関係がございましょうか。弟に医者が多く、私と家族のみが入信させていただいております。光明如来様、御屏風観音様は御奉斎させていただいております。御浄霊は腰と鼠蹊腺部と腹部の固結を中心にいたしておりますが、特に注意すべき点を御教示賜わりたくお願い申し上げます。

昭和二十七年一月十七日 教集06 (9)

〔御伺い〕 H・S(四六歳。潜水業)。一昨年七月より視力がだんだんなくなり痛みますが目脂などはぜんぜん出ず、九月にK大に入院診察の結果黴毒の疑いがあり、脊髄液を三回取り検査の結果、黴毒ではなく網膜炎とのことでオーレオマイシン注射一八回、服用二瓶、胃が痛むため途中で止め、六百六号三本、代用約六〇本射ちましたが、入院中日増しに視力がなくなり、一一月末に退院いたしました。退院後灸療法をしたり「生長の家」の信仰にも入りましたが、なんらの変化もなく、昨年四月妻とともに入信させていただきました。その後教会にて御浄霊をいただき、妻より毎日御浄霊をいただいておりますが、変化ございません。私はH家の婿養子で、現在子供が五人あり、二人病死しております。両親は千葉県に在住。私たちは築港作業のために兵庫県M郡H町に寄寓しております。先祖の位牌を別に作り、御屏風観音様を御奉斎させていただいております。視力の程度は新聞紙、雑誌などはぜんぜん読めません。晴天の日は、太陽の光は強くて見にくく、曇った日、月夜は楽でございます。入信させていただきました当時より、視力は少し落ちたように思われます。左延髄が少し高く、左頚筋に微熱がございます。これは霊的でございましょうか。なお、御浄霊の箇所を御教え賜わりたくお願い申し上げます。