昭和二十九年四月一日御講話(19)

〔 質問者 〕山形の市内の在、村落に多いようですが、子供の脱臼が毎日何十人とあるそうでございます。

【 明主様 】脱臼というのは腰が立たなくなるのですが、ふつうはめったにないです。どこかにぶつけるのが原因ですが、それは自然になるのですか。

 
〔 質問者 〕自然にだそうでございます。二つか三つぐらいの子供で、霊的ではないかと思われます。

【 明主様 】そういうのは、鉱山かなにかで落盤でもして一度に大勢死んで、腰なら腰を打って死んでしまうと、そういう霊が救われないと、救われたいために子供に憑ってくるのです。浄霊すればわけなく治ります。そういう場合に、押しつぶされて死んだりすると、すぐには憑れないのです。ある期間地獄にいて苦しんで、ある時にゆくと許されるのです。とにかく地獄から娑婆まで行けることになるのです。そうすると、そういうのは早く助けてもらいたいというので子供に憑るのです。

 話は違うが、箱根の美術館は今日から開館ですが、時間が間に合わないから、まだだれも行ってないでしょう。去年とよほど違っているわけです。

「『御垂示録』三十号、岡田茂吉全集講話篇第十二巻p90~91」 昭和29年04月01日