昭和二十九年四月一日御講話(13)

〔 質問者 〕教会の御神前の隣の部屋に個人の仏壇がありますが、なんとなく個人のものと公<おおやけ>の教会との調和がとれないように思われます。ふだん朝夕礼拝しますが、その間は、押し入れのような所などですと、閉めておいてよろしいものでしょうか。あるいは開けておくべきものでしょうか。

【 明主様 】それは開けても閉めてもたいしたことはないのです。その部屋の状態からいろんな具合によって、開けておいてよい場合は開けて、閉めたほうがよいという場合には閉めてよいです。たとえてみれば、その部屋でなにか仕事をしてホコリをたてるとか、いろいろ部屋を乱すというときには閉めておいたほうがよいです。それから人が出入りをしないで静かなときには開けておいてよいです。

 それから教会の場合にはいまのと違うのです。教会の場合は御先祖様は次の間がよいです。一緒ではいけないのです。けれども、そうはいっても、一間しかなくてどうしてもそういうことができない場合にはしかたがないです。そういう場合には、あんまりスソでも御祖霊さんに悪いし、そうかといって神様にあんまり接近しては、どうも格好が悪いという場合には、それ相当の部屋の位置を決めるのです。

 
〔 質問者 〕そのような場合に、御浄霊とか研究会をするときには閉めておいて差し支えないものでございましょうか。

【 明主様 】そういう場合には閉めたほうがよいのです。御祖霊さんには関係ないのですから、遠慮しているべきですから、閉めたほうがよいです。

「『御垂示録』三十号、19540415、19540401、岡田茂吉全集講話篇第十二巻p84~85」 昭和29年04月01日