昭和二十九年四月一日御講話(11)

〔 質問者 〕信者の親戚のために御屏風観音様をいただいて帰り、届ける前に自分の家の御神前に三方にのせて安置して、

【 明主様 】それはおかしいです。いただいてすぐに先方にあげないのですか。

 
〔 質問者 〕熊本と天草でございまして、その日に行けなかったのでございます。それで紙に包んで三方にのせて安置し、明くる朝見ますと、猫が上がり足跡をつけておりました。いかがいたしたらよろしいでしょうか。

【 明主様 】それはお祀りする本人が行くのが本当なのです。親戚と言ったところで、信者ですか。

 
〔 質問者 〕信者ではございません。

【 明主様 】それはとんでもない話です。信者にならなければ御屏風観音様はお祀りしてはいけないのです。それで猫がそうしたのです。猫によく礼を言っておくとよいです。なにか薬かおまじないのように思って親戚の者にやるというのは、とんでもない間違いです。

「『御垂示録』三十号、岡田茂吉全集講話篇第十二巻p79~80」 昭和29年04月01日