「農業特集号」を延ばしてましたが、その後報告が二、三十通来たようです。全部は見てないが、初年度から五割増産というのがだいぶあるようです。この「特集号」も頁数を増やさなければ追いつかないだろうと思ってます。予定の一〇〇万部を出したら、大いにセンセーションを起こすだろうと思ってます。
熱海の地上天国について、この三ヵ日間にずいぶん詳しく話をしましたが、今日は同じような話もあまり気が入らないから、それはいずれ『栄光』に出すとして、今日は浄霊の原理について、新しい人から聞かれた場合に説明をするその材料として、できるだけ詳しく、分かるように書きました。いままで説かなかった点もありますから、そのつもりで……。二章になってますから一章のほうから読ませます。
(御論文「浄霊は科学療法なり」朗読)〔「著述篇」第一二巻七―一一頁〕
(御論文「浄霊は科学療法なり」朗読)〔「著述篇」第一二巻一二―一五頁〕
これを説くのは、なにしろ足掛かりがないのですから、なかなか難しいのです。ぜんぜん新しい理論と、新しい説です。それで、最初のはどうやら分かるでしょうが、後のは、もう少し分かりやすく書くつもりですが、とにかくまだできたてですから、なかなか分かりにくいのです。一番分かりにくいのは、夜昼の関係です。霊界における段階、つまり大、中、小に分けると、何万年、何千年、何百年、何十年、何年、何ヵ月と、それがみんな五・六・七、五・六・七と三段になっているのです。それで、大きく分けたのが三段階なのですから、それで見ると歴史の治乱興亡、そういったこともだいたい分かるのです。それでこれを本当に言ったら、なかなか切りがないのと、それほど奥深いことを知る必要もないのです。ただ夜の世界が昼の世界になるということで、それになれば、いままで水素が多かった霊界が、今度は火素<かそ>が多くなる。そうすると、暗かったのが明かるくなる、夜が昼になるというわけで、そこで浄化が強くなるという……これはいつも説いていることですが、それだけのことを知ればよいのです。そこで、病気の治る原理ということが分かると、それだけでよいのです。信者の人はだいたい分かってますが、未信者にだいたいのことを分からせるために書いたのですから、これをいくども読めばだんだん分かってくるわけです。つまり、これはなにごともそうですが、鍵があり、急所がありますから、それが分かれば、後は自然に分かるのです。そのつもりで読めばそう難しいことはないのです。