御生誕祭御教え
十二月二十三日
私は今日で満七〇歳になりますが、この「七」という数字は「完成」の意殊です。「成る」という意味です。つまり結んでまわる、ですから伊都能売<いづのめ>です。まわるということは左進右退の活動が起ることです。数字からいうとそういうわけです。それでキリストが言われた「造物主が六日間で世界を造って七日目に完成して一休みする、そのために七日目を日曜日ということになった」という言い伝えになってますが、それはそのとおりで「七」という数はそういう意味です。ですからミロク、五六七ということも、火水土というわけで非常に結構です。それで「八」で開くのです。ですからこれからはいよいよ発展の時期にはいるわけです。ですから京都のほうも来年からボツボツ取りかかるわけですが、やはり京都は「七」ですからしてちょうどそういうことになるわけです。それで五六七の合計は十八になりますから、そこでこれもミロクの数字です。十八という数も結んで開くという数です。
それからこれは来年のことですが、それは正月にお話ししますが、二八というのはたいへんいい数字です。来年のことを言うと鬼が笑うといけないから、今日はよします。それでいま一番知りたいと思っていることは、信者さんばかりでなく世界中の人たちがそうですが、これからの戦争に対する予言のようなことになってますが、宗教家でありながら軍事的のことを言った人は、いままでにおそらく私くらいでしょう。私はなんでも屋ですからなんでも説きますが、これもおそらく世界中のどんな軍事専門家でも、ここまでは気がつかないだろうと思います。そのことをいま読ませてみます。文中に本年と書いてあるのは、これは正月号の『栄光』に出すからです。
（御論文「世界夢物語」朗読）
〔「著述篇」第一一巻四三―四七頁〕
いま読んだような具合ですが、この中にある最後の三段階というのがたいへんなのです。しかしまだ詳しくは言えません。それからもう一つは、来年からは再軍備が良いとか悪いとか、どうだこうだ、ということを言う人はぜんぜんなくなってしまいます。いよいよ朝鮮に向かってアメリカ軍が攻撃を始めると、だんだん戦争が大きくなりますから、日本だってなまぬるいことは言っておられなくなります。その代わりアメリカは日本にも金を貸しましょう。そうしていま読んだとおり一番肝腎なことは、これからいろんなことが出ますが、日本が一番運がいいのです。ですからその点は割合に心配はありません。けれどもその代わり病気の災厄が出ます。その点はあるいは日本が一番酷いかもしれません。しかし救世教信者はその点は一番安心です。いま、家を出がけにラジオを聞きましたが、今年は冬でも赤痢が非常に出て、現在一日に一三〇〇人出ているそうです。そういうわけで、来年はもっと増えます。結局世界的の大浄化ですから、戦争も病気もいろいろの天災地変もだんだん酷くなってきます。そうしてすっかり掃除をしなければならないのです。それからいずれ中国も、民主政治が施かれますから、そうすると信教の自由になるから、そうなるとこっちも大いに中国全土に宣伝して、そうして救世教信者がたくさんできるわけです。それからアメリカのほうは来年から着々とやって行きます。
それでこの浄化についてアメリカ、ソ連は最後に与えられることになりますが、ヨーロッパの国も、国によってそうとう違いがあります。その国によって罪穢れの多い少ないがありますし、それから本当の浄化が行なわれている国とそうでない国があります。それでドイツのように酷い浄化をされた国はそれだけ救われるわけです。それから昼間の世界になるについて、日本は一番先に昼間になるわけですから、この間の戦争のとき爆撃やなにかで……原子爆弾も日本が初めですが……日本が一番先に大浄化が行なわれたのです。大浄化というが、戦争による大浄化です。ですから今度はその点では日本は割合に少ないのです。脅威を受けるくらいなもので、実際上の戦火はほとんどなくてすむかもしれません。ですからそういった浄化の起ってない国ほど酷いわけです。といってもヨーロッパでも、フランスあたりはいままで人の殺し方が少ないから……あそこはナポレオンまでで、その後はそういった戦争による罪は犯してないから……割合に少ないのです。ところが英国は長い間他の弱小国からずいぶん富を取り上げましたから、そうとう罪は溜まっているわけです。他にもいろいろありますが、いずれその点については、はっきり分かるように話します。
なにしろ来年から一歩一歩そういったような段階にはいるわけです。とにかくたいへんな時代になるわけです。けれどもそれは破壊されるほうがそうなるので、救世教は建設のほうで反対になるわけですから、救世教が発展するほど世界的にガタガタしてくるわけです。これは別に私がそうするわけでなくて、神様がやっているのですから、私が止めようと思っても駄目なのです。ただ建設も、よい世界を造るのですから、ほかがどんなにいろいろになっても、こっちは大いばりでやれます。
それからもう一つは、浄化が強くなりますから、いよいよ病気は医学では駄目だという時代がごく近寄ってきたわけです。最近よく聞く話は、お医者がだいぶ関心を持ってきたのです。今月二九日とかに鳥取県の浜村の医師会で座談会を開いて、救世教の病気なおしについて聞きたいというような話があるし、それから大阪の赤十字病院の副院長が熱心な研究をしているそうです。そのほかにもいろいろ聞いてますが、そういうようでお医者さんもだいぶ首をひねってきたようです。そこにもっていって、新春そうそう『アメリカを救う』という本も出ますから、ジリジリと医学革命のそれが始まっていくわけです。ところがそれだけはたいへん結構ですが、助かった人はいいですが、そうでなく悪い影響を受けるという人たちもたくさんできますから、そういう点においても神様はなかなか深い方法をとられているのです。これは詳しく話ししようと思いますが、二十五、六、七のときにそれについて話をする必要があるので、そのとき話します。それで発展する上において、そのやり方が慢然といい気持ちでお調子にのることがいけないので、そういったようなやり方考え方ということをお話しするつもりです。そうして、正月は、いまお話ししたり読んだりしたことを、もういっそう詳しくお話しするつもりです。今日はこれだけの話にしておきます。