昭和二十八年十一月六日の御講話(4)

(前節から続く)
 四、五日前に文部省の宗務課長補佐と朝日、毎日とか、その他のいろんな新聞の記者が六、七人で会いたいというので会いましたが、医学のことを言ったところが、「近ごろよく寿命が延びたということを言うが、これは医学が進歩したのではないか」ということを言ってました。それで簡単に説明してやりましたが、なかなか分かりそうもないのです。そのことを書いてみました。

 (御論文「寿命が延びた理由」朗読)〔「著述篇」第一一巻六五四ー六五五頁〕

 ところがこれが長く続けばまだよいが、そう長くは続かないのです。というのは浄化がだんだん強くなってきますと、そう長いことはありませんが、二、三年ぐらいがせいぜいです。それから先は病人がベラボウに増えてくるのです。アッチでもコッチでもわけの分からない病人が増えて、いつも言うとおり、医者がちょっと手をつけるとコロッと死んでしまうというような時代が来ると、それからあわて出すのです。本当に医学の間違いが分かるのはそれからです。それからがこっちの本舞台になるわけです。いまはそういうときに働く役者を神様は作られるわけです。あなた方はみんなそういう人です。そのときになると体がいくつあっても足りないということになります。とにかく医者自信が駄目だということになります。注射でもしようものならコロッと行ってしまうということになります。そのときに「救世教の奴はトンデモナイことを言っていたと思ったら、これだな」と、いよいよそこで頭を下げるのです。ちょうど稲作が今年はたいへんな凶作だというので、どこでも青息吐息しているというこれが、病気もやはりそうなるのです。ですからいまその準備をしているわけです。

▽次節に続く▽

「『御教え集』二十八号、岡田茂吉全集講話篇第十一巻p203~204」 昭和28年11月06日