教集21 昭和二十八年五月七日(3)

▽前節から続く▽

 この前、婦人の病気についてちょっと話をしたところが非常に喜んだ人があるそうですが、これはなるべく詳しく言いたいが、ちょっと話しにくいのです。かえって医学的のほうが露骨に話しよいのですが、浄霊のほうはもっと上品に言わなければならないのです。これは実に肝腎なことなのです。しかし女はそれを人に打ち明けるわけにゆかないし、人に聞くわけにもゆかないので、一人で苦しんでいるのがたくさんあります。また婦人の病気はここがもっとも原因なのです。だから女の魂というものは子宮にあるということはよく言われますが、まったくそういうわけです。男は睾丸ということになってます。男の魂は睾丸ということになってます。「あいつはぜんぜん金玉がない」とか言いますが、これが一番肝腎なものです。それで頭と婦人の局部とは非常に関係があるのです。よく子宮内膜炎とか実質炎とか子宮筋腫、卵巣膿腫というものの毒はどこから出るかというと頭からです。それで女は頭の毒が腰に行って、腰から前のほうに行くのです。男のほうは多くそれが痔になるのです。ですから痔は男のほうが多いのです。男の痔もみんなこれですから、痔をなおすには頭をやればよいのです。それで一番肝腎なのは後頭部です。前頭部の毒も、後頭部から前頭部に行き、また前頭部が溶けるときも後頭部から下がってくるのです。そういうようで、つまり人間の体というものは天地になっているのです。だから一番肝腎なのは、男でも女でも、ここからいったん腰に来ます。尾てい骨の付近ですから、そこを浄霊すると下半身の病気はたいていなおります。おもしろいのは、足の悪い人は腰をやるのです。足は腰から分かれているのですから、つまり足の因が腰になってます。だから足が歩きにくいとか重いとか、くたびれやすいというのは、足をやらないで腰をやるのです。そうすると実によくなおります。腰からずっと下に下がって足が悪くなるのです。その場合に鼠蹊腺<そけいせん>、股から足の外側に毒が固まります。それから膝の裏に行きます。それからふくらはぎ<ヽヽヽヽヽヽ>から足首に行くのです。それが急所ですから、足のあがきの悪いというのは、もも<ヽヽ>の外側がちょっと固いですから、そこをやると一番よくなおります。医学のほうはそのくらいにしておきます。
 それからいつも言う小乗と大乗についてちょっと書いてみました。

 (御論文「裁く勿れ」朗読)〔「著述篇」第二巻四九六-四九九頁〕

 これはちょっとおもしろい論文です。

 (御論文「墳墓の奴隷?」朗読)〔「著述篇」第二巻五〇〇-五〇二頁〕

△御講話おわり△

「『御教え集』二十二号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p218~219 」 昭和28年05月07日