教集21 昭和二十八年五月五日(2)

▽前節から続く▽

 それからこの間、女の人の病気についてちょっと話したところが、聞くところによると、女の人はたいへん喜んだそうです。ああいうことを教えてくださるとたいへん参考になるというので、評判が良かったのです。この間はざっとやったのですが、もう少し徹底しようと思いますが、あんまり徹底はできないので、これはなかなか難しいのです。程の良いようにうまく説明しようと思ってます。婦人関係の病気もやっばり頭が一番原因になっているのです。それで頭の毒が溶けて下に下がった場合、男のほうは多く痔のほうに行くのです。脊柱付近からずっと下がって行くのです。女は尾髄骨付近に溜まって、前のほうに行くのです。ここが男と違うところです。それで女のコシケとかいろいろなもの、掻痺症<そうようしょう>とか、粘膜にカタルと言いますか、オデキのようなのができるのは、頭の毒がいったん腰のほうに行って、それが前のほうに行くのです。ですから子宮が悪いというのは、実は頭に原因があるのです。ほかの毒素もありますが、頭の毒素が一番下りるのです。そうして前からが出よいから、みんな集まってしまうのです。そうしていったんここで溜まるのです。その溜まったのも早く溶かさなければならないというのですから、そこを目掛けて浄霊するわけです。そうすると非常に気持ちが良いのです。それから、よく足が吊るとか足の悪い人は、腰に溜まったものが両足のほうに垂れてくるのです。それで薬によって、重い薬と軽い薬がありますが、軽い薬はももたぶ<ヽヽヽヽ>とかもも<ヽヽ>の外側です。よく歩き難い、転びやすいとかありますが、これは婦人には限りませんが、いっさい足のあがきの悪いということはもも<ヽヽ>の外側です。押すと固いです。たいていな人は固いですが、この固いというのは、ここに毒が固まるのです。ですからここを浄霊すると、ずっと具合がよくなります。それから、これから下に行って膝に行くわけですが、今度は膝の裏手に行くわけです。ですからもも<、1>の外側と、その次は膝の裏で、それからふくらはぎ<ヽヽヽヽヽ>から踵<かかと>、足首です。それで毒のごく重いのは足の裏に溜まるのです。だから足の裏をつくと痛い、足の裏が痺れるという人がたまたまありますが、それは実は頭の毒が溶けて足の裏まで行くというわけなのですから、実に想像もつかないくらいです。

▽次節に続く▽

「『御教え集』二十二号、岡田茂吉全集講話篇第十巻p207~208」 昭和28年05月05日