教集19 昭和二十八年二月十七日(1) 

 『アメリカを救う』の表紙ですが、この意味をよく聞かれます。あなた方も聞かれるだろうと思いますから、この意味をちょっと話しておきます。

 ちょうど時期が世界的に昼間の世界になって、つまり太陽がやっと昇り始めたわけです。そこでアメリカは星ですから、星が光るのは闇の夜の間です。それで闇の夜にまず太陽が出るという意味なのです。霊的にはそういうわけです。しかし体的に言うと、アメリカの国旗を上に画いて、下に日の丸を画くというと、アメリカ人が見ても気持ちがいいでしょうから、そういう具合にしておいて、実はいま言ったような意味があるのです。

 それで英国はいつも言うとおり月です。月がだんだん西のほうにはいって行くと、月の光がなくなるから、今度は星が光ってくるのです。そこで英国がおとろえてくるに従ってアメリカが世界的に輝くというわけなのです。それで今度いよいよ日が出ることになると、今度は星の光はだんだん薄れてくるわけです。それはこれからです。そこでまずアメリカに太陽が出るというわけですから、それがだんだん具体的に現われてくるわけです。

 それでソ連は、ロシアと言いますが、これは露<つゆ>です。そこで太陽が出ようとする夜明けには露が一番多く大地に溜まるわけです。しかし日が出ると露は乾いてしまいますから、いずれそういうことが世界的に現われてくるわけです。それからフランスは霧<きり>なのです。それからドイツは土<つち>になります。ですから将来はヨーロッパではドイツが一番主になるわけです。ヨーロッパを統一するわけです。そういう使命になっているのです。世界というのはそういうようにいろいろと、天文とか天然現象というものにすっかり出ているのです。それで人間は星になるわけです。ですから人間が増えるに従って星の数も増えて行くのです。星の数はまだまだ増えて行きます。ごく古い時代には星の数はずっと少なかったのです。ですから、よく新星発見ということが言われてますが、新星というものはどんどん増えてきているのです。それでうんと大きいのだけが発見されているわけですが、このことは前に書いたことがあります。それで月火水木金土の星というのは各国の元首になるわけです。

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