昭和二十七年十二月一日 垂録16 (4)

〔 質問者 〕私は最近地方を巡らせていただきまして、一番忘れてはいけないと思いますことは、話をいたします場合にも、初めに「明主様どうぞ」とお願いして、話をさせていただくということでございます。それを忘れていると変な気持ちになって、ははあ、おしかりいただいているな、と思いまして気がつきます。それを忘れなければ良いということを考えさせられます。

【 明主様 】そうなのです。ですから私も、「今日はこういうことを話そう」と用意するほうがかえって駄目です。無我で無意識に、ただ白紙で来るとかえって良いことを話したり、思いもつかないおもしろいことになったりします。これは実に言うに言われないもので、理屈では分かりません。それは、なにからなにまで神様は狂いはないので、すごいものです。

「『御垂示録』十六号,講話篇第六巻p310~311」 昭和27年12月01日