〔 質問者 〕日本のほうの分かり方と、外国のほうの分かり方を比べてみますと、日本は一番最初下層階級から分かってきたようでございますが。
【 明主様 】しかしそれは、なんでもそうです。
〔 質問者 〕アメリカは御論文でということでまいりますと。
【 明主様 】アメリカは反対かもしれません。インテリ階級から分かるでしょう。というのは、日本はなぜインテリが分からないかというと、いままでの宗教というのに、ろくなものがないからです。いままでの踊る宗教とか、ウチワ太鼓叩いて「南無妙法蓮華経」と言うのですが、踊る宗教も日蓮宗です。だから日蓮宗は信仰ではずいぶん低級な下劣なものだと宣伝したのです。だから新しい宗教ができても、頭から「いや、あんなものだろう」と高を括ってますから、そのために日本はインテリに開けないのです。ところがアメリカはキリスト教一本だから、そういうような悪影響は受けてないのです。日本で、われわれのほうを邪魔したのは、新宗教です。学者でもジャーナリストでもありません。新宗教です。
〔 質問者 〕そのお言葉をいただきますと、また分かるような気がいたします。
「『御垂示録』十五号,講話篇第六巻p289~290」 昭和27年11月01日