昭和二十七年十一月一日 垂録15 (13)

〔 質問者 〕五年前入信、御神体も御奉斎の一人者の老婆ですが、非常な吝嗇でありまして、常に懐に数十万の現金を持っております。その老婆が「御神体を売ってくれ」と言いましてより床につき、一月で亡くなりました。そのとき額のまわりを、一尺ばかりの小蛇が何匹も這っていたそうですが、これはどういうわけでございましょうか。

【 明主様 】それは前の世で人間を大勢苦しめたのです。虐待するとかしたのです。そうするとそれを悔しがって、その執着によって蛇になってその婆さんを苦しめる。つまり仇を取るのです。それです。執着は蛇になるのです。そういう、悔しい、仇を討ちたいという執着が蛇になるのです。

「『御垂示録』十五号,講話篇第六巻p297」 昭和27年11月01日