〔 質問者 〕名前をつけますときは、なにを基準といたしましたらよろしいでしょうか。
【 明主様 】それについて私は、言霊のことがだいたい見当がつくように書こうと思ってます。それで心得ておくことは、良い名前をつけますが、良い名前というのは曲物です。ナマけるのです。名に負けるのです。それがかえっていけない。
〔 質問者 〕明主様から今度いただきますまでは、なにを基準にいたしましたら良いでしょうか。
【 明主様 】苗字を基準にするのです。苗字に合っていなければならない。それでどれが合うかということは……分からないでしょう。そういうことをだいたい見当がつくように、これから書くことにします。割に早く書けます。というのは、よく選名、選名と言って、うるさくてしようがないから、教師なんかがそういったことが分かるようにしておけば、私が楽で良いです。それから一番良いのは、苗字と名前が、読んで気持ちの良いのがいいです。それから良い名前、良い名前と言って、あんまり良い名前もいけません。
〔 質問者 〕つけましてから、姓名判断で気にいたし、苦労している者が多いようでございます。
【 明主様 】それは多いです。昔私の小学校時代に、谷山竜飛といって良い名前ですが、死にました。十二、三くらいで死にました。私はそのとき、良い名前というのは当てにならないなとちょっと思いました。
「『御垂示録』十四号,講話篇第六巻」 昭和27年10月01日