昭和二十七年九月一日 垂録13 (8)

〔 質問者 〕三五歳の女。二五年左乳房にしこりができ、単純性癌と。

【 明主様 】そうすると複雑性癌もあるのかな。

 

〔 質問者 〕手術をいたし左腋の下の淋巴腺を摘出し、レントゲンにて火傷をいたし、呼吸困難となりました。後レントゲンにて第五脊椎骨に癌があるとて小牛の脳下垂体を移植しております。四月に主人とともに入信いたし御浄霊をいただいております。浄化激しく、移植の箇所に激痛があります。六月ごろより再浄化をいただき、熱が高くコップ半分の鼻血にて胸のつかえは良くなりました。親族中に汽車にて即死等の者がございますが、これは霊的に関係がございましょうか。

【 明主様 】霊的に関係ありません。それは医学の被害者です。

 

〔 質問者 〕脊椎に癌ができているのでしょうか。御浄霊の箇所はどこを。

【 明主様 】それは分からない。私が医者なら分かるが……自分で手術したなら分かるが、だいたい腋の下の淋巴腺を取ったのでしょう。それが非常に悪いのです。よく乳癌の手術であれを取りますが、あれを取った者はたいてい駄目になります。人によると腕がとても腫れます。先に私はずいぶんやったことがあるが、怖いですよ。急所というのは、痛みとか麻痺したとか固まったとか、そこに薬毒があるので、それが急所でそれを取れば結局熱と痛み、そういったものはなくなります。そうすれば生命には差し支えないです。それが溶け方が遅いと……薬なら薬の量が多いとかすると溶け方が遅いから、熱が出たりいろいろするから衰弱するが、この状態をみると食欲やそういうことに影響しないようだから、生命だけは良いと思いますが、しかし確実に言うことはできません。どのくらいどういう薬を入れたものか分からないから。ですからいまよりも浄化が酷くなければ助かります。それからもう一つ体内の不具者にしたそのために、筋が吊るとかいろんなそういったことは死ぬまであるでしょう。新規にこしらえ直すよりしようがありません。しかしそれも慣れるに従ってある程度は緩和するものです。浄霊してからどのくらいになりますか。

 

〔 質問者 〕四月よりさせていただいております。

【 明主様 】いま衰弱のような傾向はありませんか。

 

〔 質問者 〕たいへん痩せております。

【 明主様 】元から痩せてますか。

 

〔 質問者 〕前より痩せております。意識ははっきりしており、最近は食べたいと言っております。

【 明主様 】それは良いです。もう少しやってみるのです。で、だんだんはっきり分かってきます。二回目はどこの手術をしたのですか。

 

〔 質問者 〕右足太股の外側に移植しております。

【 明主様 】入れたのなら出すのです。

 

〔 質問者 〕手術をして出しますので。

【 明主様 】身体がもっと快復してから出すのです。しかし、それは薬毒の熱だけで衰弱の原因にはなりません。ただ薬毒のための痛みと熱がどの程度まであるかです。そうとう消毒薬を使ったでしょうから……。それで入れたということはいずれ出せば良いのです。先に出したことがあります。骨を入れたのですが、骨を出したらちゃんと歩けるようになりました。ですから医者が骨を入れて動かないようにしたのです。

「『御垂示録』十三号,講話篇第六巻」 昭和27年09月01日