昭和二十七年八月一日 垂録12 (30)

〔 質問者 〕三月一八日に大光明如来様を御奉斎。主人が変になり狐霊が出てきて言うには、萩で一〇年間お参りの邪魔をしたが、講演会があってからは、萩の霊界はそっちの繩張りになったので逃げてきたが、講演会をやられるとわれわれの仕事がさっぱりできないと言い、またここの親父は経の光明様なんかをいただいたから、ワシの隠れ場所がなくなった。経の光明様と大光明如来様ではわれわれの仕事はできないが、緯の光明様ならまだ仕事はできると言い、いままで眠っていた信者さんが狐に教えられたようなしだいでございます。

【 明主様 】やはり正守護神に狐がやられるのです。そういうのは正守護神の力が出てくるから、狐が言うことを聞かないとひどい目に遭うからです。

 〔 質問者 〕しっかりしていれば、そういういたずらはできないのでは。

【 明主様 】それでもある程度までです。してもある程度までです。よく新聞の質問なんかに、自分はフトある男に体を穢されたということが出てます。それから煩悶して……そういうときは狐が両方に憑ってやるのです。自由自在です。またそういうことが狐は好きなのです。人間を瞞して踊らせる。また人間を瞞してやらせると狐の仲間での自慢優越になる。あいつは偉いということになる。

「『御垂示録』十二号,講話篇第六巻」 昭和27年08月01日