〔 質問者 〕先ほどのM家の八大竜王でございますが、近所に小さい池があり、柳を大工が切ったところその晩死に、近者の者がヘチマを作ったところがそれが蛇のような形になりました。それを切って八大龍王として祀っております。二、三十年になりますが、切ったヘチマが伸びるそうでございます。
【 明主様 】木が伸びるのですか。
〔 質問者 〕ヘチマでございます。なんでも祀りたいからというので、もらってきたそうでございます。
【 明主様 】それはいけない。名前が良過ぎる。そこの土地の名前でもとってやれば良いが、八大龍王なんていうと名が良過ぎて昇天できません。蛇が居所がないのでヘチマに憑るのです。蛇は水気がなくてはいられないからで、かわいそうなのです。
〔 質問者 〕伐ったヘチマの木だそうでございます。
【 明主様 】木龍です。柳に憑いていたから、今度はヘチマの木に憑いたのです。
〔 質問者 〕元の所にお帰りくださいと言って焼きまして。
【 明主様 】良いです。
〔 質問者 〕その他のも焼きまして。
【 明主様 】良いです。ただ、光明如来様をお祀りしたから、どうか元の御座にお帰り願いますと、それで良いです。
「『御垂示録』十二号,講話篇第六巻」 昭和27年08月01日