【 明主様 】蛇の絵なんかにはよく霊が憑くものです。つまり霊界にはたくさんの役なしの霊がいる。だからどこかに憑きたい……居所です。それを求めて、絵なら絵に憑くし、どうしても行き所がないと字にも憑きます。字も水に関係した字に憑きます……サンズイです。終いには、画家のサンズイのついた名前の人に憑きます。住宅難は現界どころではない。霊界のほうがずっとひどい。
〔 質問者 〕万物は形を現わそうとしますが、いまの霊が憑くというのもそれで。
【 明主様 】居所がないからです。で、良く画いてあるほうがよけい憑きます。
いまのはたまたま光明如来様の御光りをいただいてすばらしい出世をしたわけです。
〔 質問者 〕現界を慕うという意味で姿を表わそうとするのでしょうか。
【 明主様 】無論です。生まれ変わりたいのです。たいてい人間ですから、人間に生まれ変わりたいのです。
「『御垂示録』十二号,講話篇第六巻」 昭和27年08月01日