昭和二十七年六月一日 垂録10 (14)

〔 質問者 〕本年三月、発熱、頭痛のあと気が遠くなり発作が起き、最初は三〇分くらいのが二時間くらい続くこともあり、そのときは無意識で。

【 明主様 】霊が憑ったんだね。

 

〔 質問者 〕最初は猫だ、猫だと言っており、最近は俺だ、俺だと言っております。その子はお婆さんの所に養子に行っており、お婆さんがいると発作がひどく、他のときにはございません。

【 明主様 】じゃ、お婆さんに関係がある霊じゃないか。

 

〔 質問者 〕お祀りはいたしております。

【 明主様 】お祀りしたから解決するというんじゃないですよ。お祀りくらいじゃ承知しないというのもあるし、霊によるんだからね。まだ納得がいかないためなんだからね。子供の親はいつ入信したんですか。

 

〔 質問者 〕二三年でございます。

【 明主様 】お婆さんは。

 

〔 質問者 〕前に資格をいただいております。

【 明主様 】じゃ信仰がねぼけているんじゃないか。

 

〔 質問者 〕いまも続けております。

【 明主様 】続けているといっても、働かなければです。拝むだけじゃ駄目ですよ。いま子供の状態は。

 

〔 質問者 〕ふだんはなんでもなく遊んでおり、月に二、三回発作がございます。

【 明主様 】癲癇だな。それは調べるのは面倒臭いからね。
 お婆さんはいくつです。

 

〔 質問者 〕五九歳でございます。

【 明主様 】なにをしているんですか。

〔 質問者 〕主人が学校の校長でしたが、いまは会社に勤めております。

【 明主様 】信仰は。

 

〔 質問者 〕御守り様をいただいておりますが、熱心でありません。

【 明主様 】熱心でないのはいい、入っているかというんです。

 

〔 質問者 〕入っております。

【 明主様 】入っているだけで別に働きがないんですね。お婆さんもボヤボヤしているんですね。

 

〔 質問者 〕月に二人か三人の導きをいたしております。

【 明主様 】で、無意識にぼっとしているんですね。

 

〔 質問者 〕非常に暴れまして二、三人の男では抑えきれないくらいでございます。

【 明主様 】救われない霊があるんだ。子供は学校に行っているんですか。まあ別に……そのままでだんだん良くなります。たいしたものじゃない。なるべく……朝晩お参りしているんですね。

 

〔 質問者 〕いたしております。浄霊は受けませんが、善言讃詞はおとなしく聞いております。

【 明主様 】善言讃詞とか御神書を聞かせるんですね。その霊は子供に憑いているんだからね。

「『御垂示録』十号,講話篇第六巻」 昭和27年06月01日