昭和二十七年五月一日 垂録09 (7)

〔 質問者 〕博物館に陳列してあります仏像は、霊は抜けますのでございましょうか。

【 明主様 】ふつうは抜けているんですがね。抜けるけれども、霊によって憑いているのもあります。

 

〔 質問者 〕信者の一人で、一体だけ、その前に行きますとゲップが出、他の前では出ません。

【 明主様 】やっぱり霊があるんです。他のは霊が抜けているんです。多く、仏像の作の良いものには霊が入りますね。作の悪いのは、やはり霊が入らないですね。入っても抜けちゃうですね。だから大黒様でも、作の良い大黒様は、それだけ御利益が強いですよ。だから、左甚五郎なんかが彫ったのは、いろいろ不思議をするというのは、そういうわけです。

 奈良の博物館に、私の所の美術館のものはそう負けないですよ。ただ、大きい三体の仏像ですね。あれは負けますね。それと、お釈迦さんの一つお碗みたいなのがありましたが、あれはかなわないですね。あれはたいしたものですね。それから小さい金屏風ですね。あれは、私の所に一つくらいしかなかったです。あとはみんな負かします。あと、あれと同じのが三、四体ありますが、こっちは数が少ないです。お経は私のが上ですよ、お経は天平時代のものばかりですが、私のはいろいろにありますからね。光明皇后の画いたのもありますからね。

「『御垂示録』九号、講話篇第六巻」 昭和27年05月01日