昭和二十七年一月十七日 教集06 (2)

〔御伺い〕 M・M(四歳)は生後二カ月ごろ旅行中急に発熱、脳症とのことで熱は二週間ほど続きました。その後医師にかかり、自然に頭が肥ってまいり、脳水症と言われ、六カ月医療を続けましたが治らず、発病一年を経て本教を知り、御浄霊をいただき、母親も入信して御浄霊をいただいておりますが、頭は少しも小さくなりません。知能はふつうより遅れ、体も弱く足も立たず、現在は床についております。今日では、頭は大きくかなり固まっております。これは霊的でございましょうか。また、いかがいたしましたらよろしいでしょうか。なお仏壇は親のほうのみで、お祀りいたしておりません。御神体もお祀りいたしておりません。御浄霊はどこを主にいたしましたらよろしいでしょうか。

【 御垂示 】 これは、浄霊ばかりじゃない。ちゃんとお祀りしなければ駄目です。それから、第一仏壇もお祀りしなければ駄目です。これは霊的ですよ。水死人の霊で、水の中に落ちるとか飛び込むとかして、水を飲みながら逆になって死んじゃった。それで、頭のほうに水がうんと溜まって膨れちゃった。それが憑いているんですよ。ですからこういうのこそ、浄霊ばかりでは絶対治りませんよ。霊的で治していかなければね。まず、仏様を作ることと、御神体をお祀りすることと、それをやらなければ救われないんだから、手放すかどっちかです。中途半端じゃ駄目です。

「『御教え集』六号,講話篇第六巻p396~397」 昭和27年01月17日