それから一、二、三は……正月になってからの日のことですがね。教師とか……そういう資格者が多い話ですが ……五、六、七は割合新しい人が多いと言うので、その意味のお話をしようと思ってます。メシヤ教というのは、本当言うと宗教じゃないんです。宗教じゃ、ないんでなくて、宗教はメシヤ教の一部になってますね。というのは、いままでの宗教というのは、教えですね。宗の字というのは、つまり祖先とか先祖とか、またその家の総領とか、つまり中心とか、よく宗家とか宗匠とかいうような意味で、とにかく古い、大きな、支配者的なものですね。そんなような具合の、その教えですね。それが宗教ですからね。教えだからして、どうしてもお説教になるんです。仏教でも、キリスト教でも、だいたいお説教が中心になっている。お説教が主になっている。ただ、メシヤ教は病気を治す。病気を治すと言うと、いま言う教えじゃないんだからね。これは救いなんだからね。それから自然栽培で食糧問題を解決する。それから、美術を奨励するために、美術館を造る。まだいろいろあります。
「『御教え集』六号講話篇第六巻p368~369」 昭和27年01月06日