昭和二十六年十二月十五日  『御教え集』五号 (4) 

御教え 今度結核の本を作る。いまできている『結核の革命的療法』ですね……あれはだいたい信者向きになってますから……それともう一つは、いままで思いきって書かなかったんです。というのは、本当に思いきって書くと、医学を形なしに書くことになりますから……それで問題でも起すとか、なんとかあっちゃいけないから、ぼかして書いたんですね。ところが、だんだん調べてみると、徹底して書いても別に差し支えないというようなことが分かったので、これを、できたら少し継続的に、新聞広告なんか出して、日本中の医師会とか医科大学とか政府の要路者とか……そういう者に配ろうと思っている。要するに原子爆弾ですね。そうでもしなかったら、とても駄目ですから、それでそういう本を作ったんですね。題は『結核信仰療法』です。それを書き始めて……私の思う通り書いてありますからね。ずいぶん驚くだろうと思います。
(御論文「序文」「医学が結核を作る」朗読)〔「著述篇」第一〇巻四六-五四頁〕
 各結核療養所や結核の病院に配布するつもりですがね。これを読んだら、そうとうショックを与えるだろうと思ってます。

「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年12月15日